夕刊:2018/11/01

米・労働市場は堅調、株価続伸によりドル高の流れ!

為替
1日の東京市場で、ドル・円は112円80銭台での狭いもみ合いが続いている。日経平均株価は引き続き前日比200円以上下げる一方、上海総合指数と米株式先物はプラス圏を維持し、円は売り買い交錯。また、米10年債利回りは3.16%付近に小幅上昇後、横ばいになっており、ドル買いも仕掛けづらい状況。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円72銭から113円05銭。ユーロ・円は127円62銭から128円10銭、ユーロ・ドルは1.1309ドルから1.1416ドルで推移。
株式(日経平均)
1日の日経平均は3日ぶり反落。232円81銭安の21687.65円(出来高17億8249万株、売買代金3兆2704億円)値上り銘柄937 値下り銘柄1108 変わらず66で取引を終えた。TOPIX:1632.05 -14.07 0.85%下落 マザーズ:899.59 -7.97 0.88%下落。前日の米国市場では、主要企業の決算や市場予想を上回った10月ADP雇用統計などの経済指標のほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がメガバンクを除く金融機関の資本要件緩和を検討していることも好感されて強い動きとなった。一方で、1ドル=113円割れとなった為替相場などを受け、シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の21770円となり、こちらにサヤ寄せする格好で朝方から日経平均は売りが先行した。節目の22000円を前に、足元の急ピッチの上昇を受けた利益確定売りの動きが寄付直後から強まり、日経平均の下げ幅は一時200円超えとなった。中国株をはじめとするアジア株式市場の堅調なスタート推移を受け、一時下げ幅を縮小する場面もみられたが、戻り売り圧力の強さからプラスに転じるには至らず引けに掛けて下げ幅を拡げた。指数インパクトの大きいKDDIとソフトバンクの2銘柄で日経平均に対して約183円分の指数押し下げ要因になった。前日にNTTドコモが、携帯電話料金を19年4-6月に2-4割引き下げると発表したことが警戒材料視されているもよう。ドコモではそれに伴い、20.3期からの営業減益を見込んでいるようだ。競争激化に伴い、通信大手3社は追随値下げが想定される状況となっており、目先の業績への影響を懸念する動きが先行している。日経平均は、直近の価格帯別売買高において商いの集中している22000-23000円のレンジを前に戻り売り圧力は非常に強く、この水準を明確に抜けてこないと目先はショートカバーの流れにも期待しにくい。また、今週末にかけて米国雇用統計をはじめとした海外における重要な経済指標発表や、今晩は米国のFAANG銘柄の一角であるアップルの決算も控えている。足元でフェイスブックは決算を受けて買われているものの、これまで発表されたアマゾンやアルファベットなど米国のグロース株の業績はまちまちである。こういった状況下からも同社(アップル)の決算に対する市場注目度も高まりやすい。これら相場イベントを前に、前日までの2営業日で800円近い急ピッチの上昇となった日経平均に対しては、いったん持ち高調整の動きが出やすくなるとみられる。
貴金属
金先限帳入値4403円(前日比-14円)銀先限帳入値51.7円(前日比-0.8円)白金先限帳入値3042円(前日比+22円) パラジウム先限帳入値3637円(前日比+10円)金はドル高や株高を受けて米・長期金利の上昇を横目にドル建て現物相場が1210ドル台へ売られた。これを受けて東京市場は4390円台で揉み合い後、4400円台を回復したものの軟調での推移となった。米・労働市場が堅調で明日の雇用統計(労働省)が注目される中、11/6には中間選挙を控える為、買い方のポジション調整による手仕舞い売りが先行した様だ。米・中間選挙の結果を見るまでは、4400円を挟み、上下30円程度の値動きと観て、目先は逆張りで対処したい。白金は3000円値固めに入った可能性が高まるが、3046円の戻り高値を捉えきれるかが焦点となる。この処、弱基調の中でも下値を切り上げて来ており、3000円前半を押し目買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値50770円(19/4月限新甫) ガソリン先限帳入値63160円(前日比-1110円)灯油先限帳入値66620円(前日比-990円)原油はロシアの10月原油生産高が過去最高水準に達した事や米・原油在庫の積み増しにより続落した事から東京市場は前日比1000円超の下落となった。本日は原油先4月限が50990円と逆ザヤ発会し軟調に推移した。イラン産原油の市場締出しによる供給不安もロシア・サウジの増産により緩和される可能性が高く、しばらくは戻り売りに分があると観る。8月安値46940円から10/4高値58300円の0.618押し水準51280円を下回っており、この水準を終値ベースで上回らない限り、心理的節目50000円割れがあると失望売りが誘われ、9月の安値48900円が視野に入って来る為、51000円前後を売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値161.3円(前日比-1.7円)ゴムTSR先限帳入値145.9円(前日比±0円)ゴムRSS相場は上海市場が過去最高水準の在庫を抱え軟調地合いだが、東京市場は為替が円安傾向である為、前日の終盤から反発場面を迎えている。産地市場に対しての割安感が意識されたかと思われるが、冬用タイヤ生産の需要期は過ぎており、需給関係は緩んでいる状況で、主産地タイでの減反政策は今の処、効果を発揮出来ていない。この為、しばらくは戻り売りが優勢な様で163円から165円の戻りがあれば売りで対処したい。ただ、減産期入りが近く、消費国相場の下落により、タイの現物相場も軟調に推移しており、タイ政府による市況対策が打ち出される可能性がある為、大きな下落は期待できない。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24800円(前日比-70円) コーンは本格的な需給相場入りを前に一進一退の相場展開が続いている。東京コーンは円安進行となったが、反応は限られ24000円後半の値位置を維持している。コーン市場は人気が離散し、方向感の無い展開となっている。シカゴ中心限月が3.6ドル以上なら農家の換金売りが増加し、3.5ドル前後への下落する可能性が高く、24000円後半は売りで対処する。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:00 英中央銀行政策金利
23:00 米10月ISM製造業景況指数

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