夕刊:2018/11/05

米、雇用統計にて労働市場が堅調維持!

為替
5日の東京市場で、ドル・円は113円20銭台でのもみ合いが続き、戻りは鈍い方向感の乏しい展開。安値113.11円-高値113.31円の20銭レンジでの取引。日本株安などで円買いに振れやすい地合いだが、前週末に発表された米雇用統計が堅調だったため、ドル売りは後退。反面、113円30銭台は上値抵抗のレベルとして意識され、材料が乏しければ上抜けは困難とみられているようだ。米10年債利回りは前週末比ほぼ横ばいの3.20%台で推移している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円11銭から113円31銭。ユーロ・円は128円79銭から129円05銭、ユーロ・ドルは1.1383ドルから1.1399ドルで推移。
株式(日経平均)
日経平均は軟調、2万1900円台前半300円安近辺での揉み合いが継続していたが14時過ぎから軟調となり-344.67円安(-1.55%)21898.99円で引けた。高値22051.65銭、安値21865.98銭、出来高14億8991万株、売買代金2兆6280億円、値上り銘柄656、値下り銘柄1372銘柄、変わらず83.TOPIX:1640.39 -18.37 -1.11%、マザーズ:946.38 +15.43 +1.66%。中国株がマイナス圏で推移していることが重しとなっていること、2日に一部報道でトランプ米大統領が対中貿易協定案の作成を指示したと伝わり米中貿易摩擦の緩和期待が膨らんだが、その後、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長が報道内容を否定。期待で上昇した部分が剥落した。香港ハンセン指数、上海総合指数はマイナス圏で推移している。日経平均はテクニカル面でも買いづらさが意識されるという。値嵩株のファーストリテイリングの寄与度-111.51で銘柄としても5%近く下落した。75日移動平均線や200日移動線が下向きとなり、中期トレンドが悪化している。中間選挙で米株高にならなければ上向きに変えるのは難しい。テクニカル的にも目先は買いづらい。当面は、22500円から20500円を中心としたレンジで上下動を繰り返す展開と思われる。
貴金属
金先限帳入値4465円(前日比+5円)銀先限帳入値53.3円(前日比-0.1円)白金先限帳入値3150円(前日比+21円) パラジウム先限帳入値3743円(前日比+74円)金は米・雇用統計が発表され、就業者数が25万人増加した事や平均時給も上昇した事からドル高が進み、ドル建て金は軟調に推移した。東京市場は円安進行により確りとなったが、日中立会は上値が抑えられ上げ幅を削って推移した。米・労働市場は引き続き堅調を維持しており、利上げが意識される事や米・中間選挙控えポジション調整の利益確定売りが先行し易い状況か。ただ、押し目買いの流れに変化無く、7/13の高値4509円を試す流れか。4450円割れを押し目買いで対処したい。白金は米中貿易摩擦が両国首脳の歩み寄り姿勢が好感されドル建て現物相場が堅調を維持し、一時870ドルを突破したものの、ドル高再開に伴い上値を削った。東京市場も堅調に推移し3100台中盤まで上伸したがドル高を映し、ドル建て現物相場の反落を受けて、やや上値を削った。ただ、押し目は買われ、下げ渋る展開となった。米・中間選挙を控える事や米・労働市場が堅調であり、12月利上げが意識される事もあり、この値位置で上値が重く推移する様なら深押しも有り得る為、3100円前後の押し目を待って買い仕掛けたい。
石油
原油先限帳入値49430円(前日比-690円) ガソリン先限帳入値61350円(前日比-490円)灯油先限帳入値65450円(前日比-730円)原油は米国による対イラン経済制裁を一部、緩和し日本、インド、中国等8カ国のイラン産原油の禁輸を免除するとの報により、供給不安が解消されるとの観測から海外原油相場が続落となった。これを受けて東京市場は石油製品が大幅続落となり、8月の安値水準の値位置へ大幅後退した。原油は9月安値48900円が意識されるも49000円前半の値位置で下げ渋った。この処の急落で下値警戒感が出ているが需給の緩みはしばらく続きそうな為、原油も石油製品同様、8月からの上昇分を全値押しの可能性があり、戻り売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値160.7円(前日比-1.7円)ゴムTSR先限帳入値146.1円(前日比-0.9円)ゴムRSS相場は上海相場が軟調となり東京市場は先週の安値159.6円を割り込み、一時159円まで売られた。内外伴に高水準の在庫を抱え、米中通商問題の根本的な解決には一定の時間が要するものと思われ、未だ需要が回復していない。この為、しばらくは下値模索の展開を余儀なくされそう。ただ、150円台では下値も限定されるので150円後半の値位置は買いで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25020円(前日比+200円) コーンは複数の米・穀物調査会社が2018年産コーンの反収を引き下げた事からシカゴ市場が反発した。東京コーンも反発し25000円を突破した。今後、本格的に需給相場に移行して行くが、需要が高まるかは不透明で、まずは25000円台を維持出来るか確認したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
24:00 米 10月非製造業景況感指数

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