夕刊:2018/11/07

米・中間選挙は上院が共和党、下院は民主党が過半数を奪回が大勢!

為替
7日の東京外国為替市場でドル円は113円後半まで反発も伸び悩み。米議会中間選挙の結果速報で共和党の善戦が伝わると米長期金利が上昇に転じ、米10年債利回りは3.24%台まで大きく水準を上げた。ドル円も113円前半から113.82円まで買いの勢いを強め、10月8日以来の高値を更新。しかしながら、一部の米メディアから「民主党が下院で過半数獲得の見込み」との報道が流れると一転、米10年債利回りは3.21%割れまで低下し、ドル円が113.50円割れまで売り戻された。複数の報道で「米中間選挙は下院が民主党、上院は共和党が過半数の見込み」と伝わり、ドル売りで反応。ドル円は米債利回りの再低下に伴い113円81銭付近から113円16銭付近まで失速。15時時点では113.14円と12時時点(113.43円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。複数の米メディアが「米上院は共和党、下院は民主党がそれぞれ過半数を獲得へ」と伝えると、予想通りとはいえ、ねじれ議会がほぼ確実視されたことで米10年債利回りは一時3.17%台まで低下。全般ドル安が進んだうえ、引けにかけて日経平均株価が150円超安まで弱含んだことでドル円は一時113.10円付近まで下押しした。一方、ユーロドルは1.1396付近から1.1473まで反発したほか、ポンドドルが1.3148付近まで、豪ドルドルが0.7269付近まで値を上げるなど対主要通貨でドルが弱含みとなっている。議会がねじれ状態になっても、目先は連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ継続姿勢が見込まれ、ドル売りは限定的と考えられる。
株式(日経平均)
7日の東京株式市場は、日経平均株価は前日比-61.95円安(-0.28%)2万2085円80銭で引け行ってこいの展開となった。(高値22444.65 安値21996.94)出来高16億8324万株、売買代金3兆1154億円、値上り銘柄939、値下り銘柄1095、変わらず77.TOPIX:1652.43 -6.92 -0.42%。マザーズ:970.47 +21.20 +2.23%。米中間選挙では上・下院で多数派が異なる「ねじれ議会」になる見通しとなった。市場の想定通りに重要イベントを通過した安心感から買いが入る一方、7日の米株式相場の動向を見極めたいとして積極的に上値を追う動きは限られている。米中間選挙の大勢が判明した午後になって、自動車や機械など輸出関連株の伸び悩みが目立つ。ねじれ議会となったことでトランプ米政権の政策推進が滞るとの見方が景気敏感株の重荷となっている。米国務省は、ポンぺオ国務長官と北朝鮮当局者の今週末のニューヨークでの会談延期を発表した。今後は、米中貿易戦争の米国経済に与える影響が、経済指標に数値と出てくるのか。FRBの金融政策スタンスと長期金利動向の影響を強く受けていく相場展開と考えられる。日本株も本日の22444円65銭がしばらくの戻り高値と見ている。
貴金属
金先限帳入値4453円(前日比-12円)銀先限帳入値52.9円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3157円(前日比+14円) パラジウム先限帳入値3718円(前日比-58円)金は米・中間選挙を控え、ポジション整理による値動きで買い方の手仕舞い売り先行により軟調に推移した。米・中間選挙の日本時間では上院は共和党、下院は民主党の過半数奪回が有力視されている。いずれにしても押し目買いの流れに変化は無いが、4450円割れを押し目買いで対処したい。白金は米・中間選挙を控え、下院は民主党が議席の過半数を奪回するとの予想が多数を占めた事による議会のねじれが意識され、ドル安となった事でドル建て現物相場が堅調に推移した。これを受けて東京市場は3100円台中段での揉み合いとなった。米中貿易摩擦懸念の後退によりNY株価も堅調となり、需給が堅調に推移するとの見方から3150円以下を押し目買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値49350円(前日比-300円) ガソリン先限帳入値62010円(前日比-270円)灯油先限帳入値65360円(前日比-290円)原油は米・原油在庫の増加や引き続き需給緩和観測に圧迫され大幅続落となった。東京原油は9月安値48900円を下にブレイクしたが、円安に支えられ切り返し49000円前半での揉み合いとなった。石油製品相場は8月安値に面併せの後は切り返し底堅く推移している。原油については8月安値の忘れ物があり、もう一段の下落の可能性を残している為、戻りは売られ易い状況と観る。49500円前後への戻りを待って売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値160.3円(前日比+0.8円)ゴムTSR先限帳入値146.0円(前日比+0.6円)ゴムRSS相場は160円台を回復したものの、上値の重さは否めず再び、160円を割り込むなど軟調な展開となった。その後は下げ渋り159円台での揉み合いとなった。主産地の増産期明けにより、これから減産期に向かう中で輸入採算割れの相場での積極的な売りは躊躇われる処である。主要消費国の需要期明けにより、現物の買い付けに積極的な需要家が少なく、しばらくは弱含みの展開が予想される。この事から突っ込み安を警戒しながら、押し目買いで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25030円(前日比±0円) コーンはシカゴ市場が手掛かり材料難の中、小幅の下落となった。これを受けて東京市場は25000円を割り込んだが、需給相場を睨んだ押し目買いに25000円を回復し、前日終値付近で薄商いの中動意が、全く無かった。米中貿易摩擦緩和観測による中国の米国産大豆輸入拡大期待からシカゴ大豆市場が堅調に推移している事からコーンも連れ高となる可能性もある。11月第4週目の感謝祭までは農家の換金売り圧力がかかる可能性があり、25000円超は売り妙味ありと思われる。
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