夕刊:2018/11/09

FOMCにて政策金利は据え置き、米経済は堅調で12月利上げを示唆!

為替
9日の東京市場ドル・円は、12億ドル(1367億円)のNYカットオプション114円が値動きを抑える展開となっている。5手連続陽線で年初来高値の114.55円をうかがう展開だが、上下の攻防の分岐点となる114.55円(年初来高値)と113.50円(昨日安値113.48円付近)には順指値と逆指値オーダーが控えており要注目。ドル売りオーダーは114.10円、114.20円(上抜けるとストップロス買い)、114.50円(上抜けるとストップロス買い)、114.55円(上抜けるとストップロス買い)に控えている。ドル買いオーダーは、113.75円、113.60円、113.50円(割り込むとストップロス売り)に控えている。ユーロ・ドルは昨日の安値1.1352ドルを割り込み、1.1341ドルまで下値を広げた。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、12月の利上げは、ほぼ確定で現状2.25%の政策金利を2.50%へ引き上げると思われる。欧州中央銀行(ECB)の利上げは来年の夏以降であり、米EU圏の金利差拡大がユーロ・ドルの重しとなっている。市場の不透明な要因は、FRBの決定が経済指標次第なのか?あるいは2019年の利上げに関して厳格なスケジュールを守ろうとしているのか?どちらなのか。FRBが、利上げを停止するとしたら何が要因になるか?昨日の声明で明白になったのは、経済成長を鈍らせる可能性があるあらゆる要因に目を配っているとうゆうこと。12月の利上げが、ほぼ確実視されている現状で日米金利差は拡大する。ドルは、世界でも魅力的な高金利通貨となってくる。ドルじり高は、しばらく継続するであろう。
株式(日経平均)
9日の東京株式市場で日経平均株価は安い水準での一進一退後じり安となり前日比236円67銭(-1.05%)安い、2万2250円25銭で引けた。週末を控え、海外勢などによる持ち高調整の売りが続いている。一方、米株価指数先物が上げに転じる場面もあるなど世界的な株安連鎖への懸念は特に広がっておらず、下値では押し目買いも入っている。出来高14億4729万株、売買代金2兆5967億円 値上り銘柄1047 値下り銘柄971 変わらず94。TOPIX:1672.98 -0.49% -8.27。マザーズ:990.40 +0.01% +0.06。日経平均への影響度が高い一部の銘柄の下落が指数を押し下げている面が大きい。市場では、米中間選挙を終え中国景気の減速懸念が改めて意識されているようで、ファナック寄与度-36.49、ファーストリテイリング寄与度-28.90、ダイキン工業寄与度-21.67などへの売りが指数を下押ししている。
貴金属
金先限帳入値4447円(前日比-9円)銀先限帳入値52.8円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3122円(前日比-50円) パラジウム先限帳入値3791円(前日比+14円)金はFOMCにて政策金利の据え置きが決定し、経済動向が堅調に推移するとのFRBの姿勢が強調された。今後も堅調な労働市場を鑑み、緩やかな利上げを来年まで続行する見込みでドル高による現物売り圧力が強まる可能性があり、4400円前後へ下押す可能性があり、押し目を待って買いで対処したい。白金はFOMCにて持続的な米国経済成長が確認され、FRBの利上げ姿勢が顕著となってドル高が進行した。この為、ドル建て現物市場が反落し、860ドルを割り込んだ。東京市場は海外相場安を映し円安分を相殺したものの反落し、3100円台前半へ値位置を落として軟調となった。高値閊えで下押して来ており、買い方の手仕舞い売りが膨らみ3100円前後まで調整安の可能性を考慮し、押し目を待って買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値49330円(前日比-480円) ガソリン先限帳入値60950円(前日比-890円)灯油先限帳入値65990円(前日比-150円)原油は米・原油在庫が増加しており、サウジアラビアやロシア以外の中東産油国も増産体勢を敷いている為、海外原油相場が続落となった。東京原油は円安により限定的な下落となったが上値重く推移した。特に最需要期が明けたガソリン相場が弱く、先週の安値付近への下落となった。石油は全体的に上値が重く、今週末は産油国会議が予定されており、この処の国際的な原油価格下落に関する対応が取られるか注目される。基本的には戻り売りの流れに変化無く、原油は8月の安値46980円前後への下落があると観て49000円半ばへの戻り売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値161.0円(前日比+1.6円)ゴムTSR先限帳入値146.1円(前日比±0円)ゴムRSS相場は動意薄の中、しびれを切らした売り方の手仕舞い買いにより162.5円まで戻したが、買いが続かず戻り売りを浴びて160円前後の値位置へ逆戻りとなった。上海市場も11000元前半でのレンジ相場となっており、内外共に方向感が依然として定まらない状況となっている。しばらくは弱含みの展開が予想され、160円割れでの最近の底堅さを見るとこの安値付近は売り妙味に欠ける為、先限の直近安値158.8円を割った場合の突っ込み安を待って、押し目買いで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25160円(前日比+120円) コーンは穀物調査会社が単収低下を予想していたが、米・農務省の需給報告も単収を下方修正し178.9ブッシェルと前月比-1.8ブッシェルとなり在庫も減少した。ただ、中国の生産増が圧迫しシカゴ市場の上昇は限定的だった。東京市場は円安にも後押しされ、先限は25180円の高値を付けた。米・農家に先高感が芽生えると売り渋る可能性が高く、シカゴ中心限月12月限が3.8ドルを超えないと現物売りが期待できない為、25500円を超える辺りまで上値を追う展開が予想される。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
18:30 英7-9月四半期国内総生産
22:30 米10月卸売物価指数

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