夕刊:2018/11/16

英国政情不安・EU離脱担当相等、閣僚辞任相次ぐ!

為替
東京外為市場中盤、ドル円は113円半ばから前半にかけてやや重いが、値幅は限定的。大引けにかけて113円を割るような勢いにはならず。円は対ユーロで続伸した。14時時点では1ユーロ=128円40~50銭と同22~30銭の円高・ユーロ安だった。株安を背景としたリスク回避の円買いが対ユーロでも入った。ユーロは対ドルでほぼ横ばいとなった。14時時点では1ユーロ=1.1335ドル近辺と同0.0001ドルのユーロ安・ドル高だった。英国と欧州連合(EU)の離脱協議が終盤に入っているなかで、ポンドの値動きが荒々しさを増しており、ポンド以外の通貨の売買は盛り上がらない。多少気は早いもの、月末のG20首脳会議に対する注目度が高いこともドル円の値動きを制限している。大引けはドル円は1ドル=113.31円前後、ユーロ円は1ユーロ=128.55円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1345ドル前後で取引されている。
株式(日経平均)
16日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比123円28銭(0.57%)安の2万1680円34銭とおよそ2週間ぶりの安値で終えた。21,600~21,800円台で上値の重い展開となった。日足ベースでは、方向感の見えにくい展開が継続していおり、最近のレンジ内での推移となった。下向きで推移する25日移動平均線(16日時点、22,030.46円)や一目均衡表の転換線(16日時点、22,034.04円)に上値を抑えられる格好となっている。ファンドを通じてエヌビディアに出資するソフトバンクも下げ、日経平均の重荷となった。週末を前に米中貿易交渉の進展を見極めたいとして買いを手控える投資家が多かった。東証1部の売買代金は概算で2兆5593億円(速報ベース)だった。
貴金属
金先限帳入値4411円(前日比+2円)銀先限帳入値52.1円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3060円(前日比+24円) パラジウム先限帳入値3842円(前日比+54円)金は長期金利の低下により、ドル建て現物価格が1210ドル台後半に上昇した。東京金は4400円をキープし堅調を維持した。ただ、上値も限定的で4400円台前半で揉み合う展開となった。英国のEU離脱問題では英・離脱担当相が辞任するなど政治不安によりポンド相場が急落するなど、好調だったドイツ経済にも翳りが見え、欧州経済が不安視されている。この為、ドル高継続見通しや利上げが意識されると積極的な買いは躊躇われる処だが、英国のEU強行離脱の可能性が高まっており、4400円前後は買いで対処したい。白金は米中通商問題の懸念や日経平均株価の下落により、需要減退が意識され、弱い地合いとなっている。ただ、3000円割れには抵抗感も強く、今の処は3000円前後の値位置は底堅く推移している。先日、来日した米・ペンス副大統領との会談では通商問題について強硬姿勢には至っておらず、3000円割れての深押しは無いと観て3000円前後を買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値46320円(前日比+290円) ガソリン先限帳入値57250円(前日比+490円)灯油先限帳入値63240円(前日比+810円)原油は依然として需給緩和観測が相場を重くしているが、ファンド筋の整理商いが一巡し、売り方の買戻しにより海外原油相場が小幅反発となった。東京原油は先限が一時45000円中盤まで売られたが、売り方の利益確定の買戻しに反発し、46000円前半での揉み合いとなった。12月のOPEC総会では減産について協議される模様だが、非OPEC加盟国のロシアが減産には消極的な姿勢を示している。また、サウジ人ジャーナリスト殺害で主導したとされる元サウジ王室顧問が死刑判決を受けるなどサウジ王室への批判が高まりそうでOPECの中心的上値的存在であるサウジの影響力低下が懸念される。この為、世界的な需給緩和感が払拭されない限り、上値は限定的で8月安値である46940円前後までの戻りを待って売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値157.8円(前日比-0.1円)ゴムTSR先限帳入値143.7円(前日比-0.1円)ゴムRSS相場は弱地合いの中、本日も戻りは鈍く、160円が壁となり前日安値156.6円を試す流れとなったが、157円台で下げ留まった。上海市場は中心限月19/1月限が11000元前半の狭いレンジでの取引となっており、東京市場は弱い地合いとなったものの、積極的な売りも躊躇われ、安値付近でのもみあいとなった。現物の引き合いも弱い時期であり、需要回復は期待できない事から2年振りの安値145円も視野に入ってきており150円後半は売りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24740円(前日比-30円) コーンはシカゴ市場では大口成約があった模様だが、農家による現物売りやブラジルの作付け進展観測もあり、上値が重かった為、東京市場は円高にも圧迫され25000円を割り込んだ。その後も戻りは鈍く24000円後半での揉み合いに終止した。シカゴでの現物売り圧力は米・感謝祭の祝日前後まで続きそうで24000円台半ばから前半までの下落が予想され、24800円から25000円前後の値位置は売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
19:00 欧10月ユーロ圏消費者物価指数
23:15 米10月鉱工業生産高

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