夕刊:2018/11/22

米・経済成長減速懸念により、来年のFRB利上げ姿勢が後退?

為替
東京外国為替市場で、円相場は小幅に安い水準で膠着している。15時時点は1ドル=112円99銭~113円ちょうどと前日17時時点に比べ13銭の円安・ドル高だった。22日の米市場が感謝祭の祝日で休場のため、積極的な取引を見送るムードが強い。東京外為市場中盤、ドル円は113円ちょうど付近で小動き。東京市場の3連休やニューヨーク市場の感謝祭による休場を控えて目立った値動きはみられない。ただ、景気減速懸念が広がっているなかで、米耐久財受注の上向きトレンドが失速しつつあることや、米連邦準備理事会(FRB)が来年春にも利上げを停止する可能性があると報道されたことに目を向ける向きがある。円は対ユーロで反落した。12時時点は1ユーロ=128円78~80銭と同26銭の円安・ユーロ高で推移している。対ドルの円安につれて対ユーロでも円売りが出た。一方、英国の欧州連合(EU)離脱やイタリアの財政問題を巡る先行き不透明感がユーロの上値を抑えた。
株式(日経平均)
日経平均は反発。終値は前営業日比139.01円高の2万1646.55円となった。 午後3時15分現在では、ドル円は1ドル=113.01円前後、ユーロ円は1ユーロ=128.81円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1398ドル前後で取引されている。世界景気の先行き不透明感がくすぶるなか、小売りや建設といった内需株や景気動向に業績が左右されにくい医薬品株に資金が集まり相場を押し上げた。3連休を前に売り持ち高を手じまう目的の買い戻しが株価指数先物に入りやすかった。任天堂、トヨタが上昇。日産自や東エレクも上げた。一方、三菱UFJ、ソフトバンク、ファストリなどは下げた。日本市場含め本日のアジア太平洋株式市場はまちまちで終わった。前日の米国株は下げ止まりを見せたものの、今夜の米国市場がサンクスギビングデー(感謝祭)で休場となることから、模様眺め気分が広がっている。各市場ともに値動きは小幅と限定的。
貴金属
金先限帳入値4448円(前日比+28円)銀先限帳入値52.7円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3061円(前日比-19円) パラジウム先限帳入値3866円(前日比-25円)金は米・耐久財受注が前月比4.4%減と振るわなかった事からドル安となり、ドル建て現物相場が堅調となった。これを受けて東京金は4400円中盤へ値位置を切り上げ、4450円台では3連休を控え、早目の買い方の手仕舞い売りに下押したものの、堅調を維持した。10月高値4458円を上抜くと11/7の高値4478円トライとなるが、4450円近辺で上値が閊える様なら4400円近辺に押し返される可能性がある。年内は強弱観が分かれる処で、4400円から4470円のレンジ相場と観て逆張りで対処したい。白金はドル安に支援され、ドル建て現物相場が反発し、東京市場は円安にも支援され3000円飛び台後半へ反発したが、前日高値3078円に届かず失速し、3000円飛び台中盤で揉み合う展開となった。好調だった米・経済成長に翳りが見え、その他、先進国の景気鈍化懸念もあり、景気に敏感な白金市場だけに過信は禁物だが、価格的に金やパラジウムに大きく水をあけられており、割安感から3000円飛び台前半を押し目買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値43650円(前日比+300円) ガソリン先限帳入値54990円(前日比+90円)灯油先限帳入値60830円(前日比-200円)原油は海外原油相場が前日の急落により感謝祭の祝日を控え、売り方の利益確定の買戻しが先行し反発した。これを受けて東京原油先限が44000円半ばまで値をもどしたものの、高値では買い方の投げが出て上値を削り43000円中盤での揉み合いとなった。OPECが協調減産へ向けた動きが注目されるが、中心的存在であるサウジアラビアが、反体制派ジャーナリスト殺害問題で生産国間での求心力を失っているものと見られる。この為、協調減産を決めたとしても減産幅が遵守されるかは不透明である為、4月初旬の安値40870円を取りに行く可能性がある。44000円前後を売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値154.7円(前日比+1.8円)ゴムTSR先限帳入値142.2円(前日比+2.2円)ゴムRSS相場はテクニカル的に売られ過ぎの水準に値位置を落とした事から3連休を控え、売り方の買戻しが急がれ反発し、155円突破を果たした。その後は上値が抑えられ155円前後で揉み合う展開となった。この戻りは一時的な自律反発と思われ、消費国の在庫水準は依然として高い為、産地からの荷物の手当ては当分見送られる可能性が高い。生産国も収穫量を抑えるなど現物相場の下落防止を行っているものの、成果が現れず苦慮している様子だ。この為、来年早々に減産期入りとなる生産国の新たな価格支援策が示されるまでは地合いは弱く、戻り売り優勢と観て155円以上の値位置は売りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24120円(前日比-60円) コーンはシカゴ市場がドル安に支援され小幅堅調となり、東京コーンは円安も追い風となり反発した。ただ、上値では海外ファンド筋の手仕舞い売りが先行し、24000円前半での揉み合いとなった。今後は通商問題の払拭無くして、需要増加は見込めないものと思われ、今晩は米国が感謝祭の休日のため休場となる。例年この時期から需給相場期に突入するが、同時に収穫がほぼ完了する為、農家の換金売りを受け易い事や米中貿易摩擦を抱え、その他、通商問題にも懸念が残っている。需給面からシカゴコーン18/12月限の3.5ドル前後への下落も想定され、国内は海外ファンド筋の手仕舞い売りが顕著だ。東京市場も23500円前後の安値トライも有り得る。この為、24200円から24500円前後の値段は売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 欧ECB理事会議事要旨公表
米国市場は感謝祭で祝日の為休場
23日の主な経済指標発表予定
18:00 欧11月製造業・サービス業購買担当者景況感指数
23:45 米11月製造業・サービス業購買担当者景況感指数

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