夕刊:2018/11/27

今週末の米中首脳会談に注目!通商問題で折り合えるか?

為替
27日の東京外為市場は、ドル113円半ばで膠着113.41銭-113.60銭の狭いレンジ取引に終始した。ドルは113円半ばでほとんど値動きがないが、市場ではきょう以降相次ぐFRB幹部発言が、米金利やドルに影響を与える可能性があるとして関心を呼んでいる。最近の幹部発言にハト派的な表現が入り込んでいるためだが、トランプ米大統領がWSJ紙とのインタビューで「FRBは中国より大きな問題だ。彼らがしていることは正しくない。私は彼らがしていることが好きではない」と、利上げ路線に重ねて否定的な見解を示したことも、注目を高める一因となっている。大統領の批判にFRBが直接影響を受けるとの見方は市場にほとんどないが、大統領はパウエル氏を議長に推したムニューシン財務長官に不満を抱いているとの報道も出ている。それに対し、大統領は「財務長官の仕事に極めて満足している。偽ニュースは真実ではない」などと反論した。米ではきょう、クラリダ副議長講演に続き、シカゴ、アトランタ、カンザスシティー各地区連銀総裁がパネル討論に参加。28日にはパウエル議長が講演、29日にはクリーブランド、シカゴ、フィラデルフィア、ミネアポリス、ボストン、ダラス各地区連銀総裁がフォーラムに参加し、30日にはニューヨーク連銀がウィリアムズ総裁の講演原稿を公表する。本日これまでのレンジ:ドル円:113.41円 - 113.60円:ユーロドル:1.1327ドル - 1.1343ドル:ユーロ円:128.50円 - 128.74円
株式(日経平均)
27日の東京株式市場で、日経平均株価は、前日比+140.40銭高(+0.64%)21952.40銭で引けた。出来高13億2598万株、売買代金2兆3149億円、値上り銘柄1509、目下がり銘柄526、変わらず80。TOPIX:1644.16 +11.96 +0.73%。マザーズ:975.04 +10.57 +1.10%。午前中に一時昨日の引け値を割り込む21816.05銭まで売り込まれるも午後に入り、アジア株が総じて堅調に推移しているほか、米シカゴ市場の時間外取引で米株価指数先物が下げ幅を急速に縮小しており、先物への売り方の買い戻しなどが引き続き相場全体を押し上げている。半面、2万2000円近辺の水準では高値警戒感を背景とした利益確定売りが上値を抑えている。12月の株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を意識し、短期筋が日経平均の指数寄与度が高い値がさ株に買いを入れている。3日間で22000円まで値を戻したが、ここから上値を追うにしても材料不足かと思われる。20900円-22200円で新たな材料待ちの展開を推測している。
貴金属
金先限帳入値4446円(前日比-3円)銀先限帳入値51.8円(前日比-0.9円)白金先限帳入値306円(前日比-1円)パラジウム先限帳入値3869円(前日比+28円)金はNY株の反発や長期金利の上昇を受けたドル高により現物相場が軟調となった。東京市場は円安が相殺し小確りとなったが、現物市場の軟調を受け、買い方の手仕舞い売りに4400円台中盤での揉み合いとなった。今週末の米中首脳会談を控え、通商問題の解決無くしては今後の展開が想定し辛い為、玉整理主体の取引となった。この為4400~4450円超のボックス圏の域を抜け切れないと思われるのでこのレンジでの逆張りで対処したい。白金はドル建て現物相場が850ドル割れとなり、重苦しい展開となっている。ただ、3050円近辺では下げ渋ってはいるものの、米中通商問題の先行き不透明観があり、仕掛け辛い。貿易問題が解決或いは両国の歩み寄りが焦点となる為、今週は様子見、週末の結果を待って今後の相場展開を考える。
石油
原油先限帳入値41390円(前日比+160円)ガソリン先限帳入値52320円(前日比-40円)灯油先限帳入値57280円(前日比-540円)原油は海外原油が株価の反発により売り方の買戻しが先行し反発した。東京原油も円安にも支えられ買戻しが先行、夜間立会終盤で42000円を回復したが、石油製品相場が前日比マイナス圏に沈み軟調となり、原油相場も上げ幅を削った。まずは今週末の米中首脳会談の結果が重要で通商問題の解決無しに景気浮揚は期待出来ない為、OPEC総会での減産が決定しても需要家の買い付けが細る可能性がある。この事から今週は乱高下となる可能性があり、突出した上値は売り対応だが、首脳会談の結果を待って対応したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値156.0円(19/5月限新甫発会)TSR先限帳入値143.0円(前日比-0.9円)ゴムRSS相場は前日の強地合いを引き継いだ事や上海市場の堅調な動きから売り方の買い戻しが先行し上昇した。その後、買戻し一巡後は過剰在庫が重石となって上げ幅を削り、前日比マイナス圏に沈むなど上値の重さが嫌気された。米中の貿易摩擦解消が無ければ、過去最高水準に膨らんだ60万トンもの過剰在庫が適正水準まで消費される可能性は無い。この為、本日発会した5月新甫の160円前後は売りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値24140円(前日比-20円)コーンは収穫が進展し、農家の現物売りに圧迫され、シカゴ相場が下落した。東京コーンは円安が相殺し前日比プラス圏での揉み合いとなった。しばらくは農家の換金売りの増加により、重苦しい展開が予想されるが、通商問題の解決が無ければ実需の買い意欲が盛り上がらない。まずはその動向を見極め無ければ今後の展開が予想し辛い為、様子見。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
24:00 米11月消費者信頼感指数

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