夕刊:2018/12/03

オイルが急騰。金も上昇する。白金も前日比プラス圏まで値を戻す

為替
3日の東京市場で、ドル・円は113円50銭を下回る本日安値水準で推移。日経平均株価は上げ幅を縮小しているものの、米中の対立激化回避を受けて依然として堅調地合いで円売りに振れやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止めは近いとの観測も根強く、利益確定的なドル売りも出ているようだ。対人民元主導のドル売りが波及し、一時は1ドル=113円44銭と小幅に高くなった。半面、時間外取引での米債利回り上昇などを背景に円売り・ドル買いが出て、円の上値を抑えた。ドル売りが進む過程では、「トランプ米大統領が『中国は米国産自動車への関税撤廃に合意した』と表明した」との報道に反応した。ただ米中摩擦の緩和は世界的な景気不安の後退につながり、「低リスク通貨」である円の売り材料にもなる。3日以降に重要な米経済指標の発表も控え、積極的に持ち高を傾ける動きは限られている。安値113.44銭、高値113.82銭 値幅38銭。
株式(日経平均)
3日の日経平均株価は前週末比223円70銭高(+1.00%)の2万2574円76銭と大幅に7日続伸して引けた。出来高13億4078万株、売買代金2兆4306億円、値上り銘柄1579、値下り銘柄472、変わらず68。TOPIX:1689.05 +1.30% +21.60。マザーズ:1032.07 +2.04% +20.64。全33業種中値上り31、値下り2。朝方は、米中貿易摩擦での首脳会談で一時的な妥結を好感したが、問題の先送りとの捕らえ方もでき、目先は好感された値動き。関税の適応まで90日間の猶予があるが、楽観視はできそうにない。本日で7日連続の上昇でテクニカル上も加熱気味の数値なため一目散の上昇相場にはやや懐疑的である。ただし、10月中旬以降、2万2500円前後の値位置が強弱の節目になっているため、現在も上値重い状況に変化がなければ、本日の価格が寄り付きでの一段高を経過した後、(本日高値22698.79)上値を抑えられる公算です。その場合、11月21日の安値2万1243円の手前の2万1500円程度まで、一気に下げる動きになる可能性が出てきます。現在が上昇の途中で、10月の高値2万4448円を目指す動きへ入っているなら、目先は、2万2500円前後での上値の重さがあらわれず、現在の勢いの強い上げの流れを継続すると考えられます。今夜の米国市場動向が注目される。
貴金属
金先限帳入値4464円(前日比+13円)銀先限帳入値52.4円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3085円(前日比+1円) パラジウム先限帳入値4008円(前日比-7円)金のドル建て現物相場は、小幅高。前週末の海外市場では、ドル高を受けて軟調となった。アジア市場では、朝方の1222.43ドルから、ユーロ高を受けて小幅高となった。日中は小動きで4450円近辺でうろちょろしていたが、引けにかけて原油とともに金の値段も上昇してくる。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ユーロ高を受けて下げ一服となった。パラジウムも ニューヨーク安を受けて安寄りしたが、リスク選好の動きを受けて下げ一服となった。しかし、金、原油が上昇してくるとそれらにつられて上昇し、前日比変わらずくらいのところまで値を戻す。
石油
原油先限帳入値42770円(前日比±0円)19/4限は+1560円 ガソリン先限帳入値54450円(前日比+1820円)灯油先限帳入値58540円(前日比+1630円)午前の東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅が4ケタを超えている。午後に入って一段高となり軒並み全限月1500円高くらいで引ける。週末の米中首脳会談では、米国が中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを90日間猶予し、公式な通商協議を再開することで合意に至ったことが好感されている。時間外取引でニューヨーク原油は2ドル超の上昇幅となった。円相場が1ドル= 113円後半で推移していることも支援要因。 2019年5月限は4万1760円で発会した後、4万2440円まで上昇。先限として一週間ぶりの高値をつけている。
ゴム
RSS先限帳入値149.9円(前日比+3.9円)TSR先限帳入値149.1(前日比±0円)ゴム東京ゴムRSS3は、軒並み上昇。週末の米中首脳会談で米国から中国への追加関税が猶予されたことを好感し、買いが先行している。先限は、一時168.0円まで上昇した。ただ、その後は、上げ幅を縮小している。原油とは間逆に前場がゴムは高く、後場に入っては前場の高値を抜くことなく上げ幅を消す展開となる。ただし、前日比よりも3.5~3.8円高をキープして終わる。TSR20は、4、5月限が堅調。シンガポールTSR20が買い先行となったいることを好感している。なお、新甫2019年6月限は、147.0円で発会し、その後、一時152.7円まで上昇する場面があった。全体的にはRSSの方が上昇の力は強く、TSRの方は上げ幅を削った形で終わる。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24140円(前日比+170円)東京コーンは反発。30日のシカゴ高、円小幅安から買い先行となり、300円超の上げ幅が目立つ展開。週明けのシカゴ夜間取引が続伸しているが、東京コーンは過剰反応せず、買い一巡後は伸び悩み。先限は序盤で2万4350円まで上昇したが、早々に上げ幅を縮小し、2万4200円台で推移。 午後に入り更に前場の上げ幅を削り、引けは結果として寄り付きの値段よりも下げることとなる。
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