夕刊:2018/12/06

日中は円高を受け特に後場から全商品値を下げるも、大引けにかけては値を戻し、やや落ち着きを取り戻す

為替
6日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では112.74円。ファーウェイCFO逮捕の影響は午後の株式市場でも続き、日経平均株価は一時610円超安まで下落。時間外の米10年債利回りも9月7日以来の2.87%台まで低下したことを受けて、ドル円はつれる形で昨日安値の112.58円まで値を下げた。もっとも、株安や米金利低下が一服するといったん持ち高調整の買い戻しが入り112.70円台まで切り返している。ユーロ円も下げ渋り。15時時点では127.92円と12時時点(127.99円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。全般リスク・オフの動きから一時127.70円まで下落したものの、一巡後はドル円と同様にショートカバーが入り127.90円台まで下値を切り上げた。ユーロドルは小動き。15時時点では1.1345ドル。「伊トップ閣僚が6日にも予算について協議する」との一部報道が伝わったが、欧州勢の本格参入を前に1.1345ドル前後で動意はない。本日これまでの参考レンジ:ドル円:112.58円 - 113.24円:ユーロドル:1.1339ドル - 1.1353ドル:ユーロ円:127.70円 - 128.45円
株式(日経平均)
6日の東京株式市場で日経平均株価は、大幅安の417円71銭安(-1.91%)の21501円62銭で引けた。TOPIX:1610.60 -1.82% -29.89、マザーズ:980.92 -3.07% -31.10。一時21300円ちょうどに迫り、前日からの下げ幅は600円を超えた。米中摩擦再燃懸念に加え、外国為替市場で円相場が1ドル=112円50銭台まで上昇し、円高に歩調をあわせるように株価指数先物への売りが断続的に出た。投資家が運用リスクを回避する姿勢を強める。相場が大きく下げているが、機関投資家などの買いは入っていないとみられる。中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)幹部が逮捕されたことが投資家心理を冷やし米中貿易摩擦に加え、欧州連合(EU)からの離脱案を巡る英議会の混迷など売り材料に事欠かない半面、買い材料はほどんと見当たらない。東証1部の売買代金は2兆7165億円、売買高は15億1021万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1828と、値上りは253、変わらずは38銘柄だった。
貴金属
金先限帳入値4481円(前日比+6円)銀先限帳入値52.5円(前日比±0円)白金先限帳入値2878円(前日比-2円) パラジウム先限帳入値4129円(前日比+53円)午後の東京プラチナは、小幅安。午前中は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、円高とドル建て現物相場の堅調を受け、もみ合いとなった。午後に入ると、リスク回避の動きを受けてマイナスサイドに転じた。ドル/円が一層円高ドル安に向かうと東京金は夜間の安値4471円を試す場面もあったが、そこは割れずに値を戻す。プラチナも同様の小幅安。午前中は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、円高とドル建て現物相場の堅調を受け、もみ合いとなった。午後に入ると、リスク回避の動きを受けてマイナスサイドに転じた。為替の円高、日経平均の下げなどにつられ、2868円まで一時下げる。
石油
原油先限帳入値41760円(前日比-130円) ガソリン先限帳入値52530円(前日比-520円)灯油先限帳入値57370円(前日比-410円)午前の東京石油市場では売り買いが交錯している。本日ウィーンで石油輸出国機構(OPEC)総会が行われることから、模様眺めムードが強い。1ドル=112円後半まで円高となったものの、原油先限は引き続き買いが優勢。時間外取引でニューヨーク原油は軟調に推移している。ただ午後に入ると円高の影響を受け、日中取引の安値圏で取引を終える。本日のムードは売りが優勢であった。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値164.0円(前日比+0.5円)ゴムTSR先限帳入値144.9円(前日比-0.7円)上海ゴム相場の上値が重く、戻り売り優勢の展開が続き易い。米中通商協議の先行き不透明感が蒸し返される中、下値不安を抱える。午後に入って売られる場面はあるものの引け間際は(15時くらい)大きく値を戻す。中国経済の減速懸念は根強く、このまま上海ゴム相場が1万元の節目を意識するのであれば、東京ゴム相場も150~155円水準を打診する。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24250円(前日比-10円)東京コーンは上昇。前日のシカゴコーンは総じて小幅安で引けたが、序盤から買いが先行。ただ、昨日と同じく方向感はなく、高安で100円前後しか動かずもみ合いの状態。場中、円相場が1ドル=113円台前半から112円台後半に小高くなったが、閑散に売りなし商状のなか、堅調に推移。シカゴ夜間取引は小動きで仕掛け難のため、出来高がが160枚に満たない低調商い。

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