夕刊:2018/12/07

オイルは大幅安。ゴールド、白金は後場に入って値を戻してくる

為替
7日の東京外国為替市場ドル・円は、新規材料がない中、今夜に米雇用統計を控え、短期筋が持ち高調整をしているほかは、目立つ動きが見られない日本株に連動する展開となった。安値112.65-高値112.93 値幅28銭。朝方の取引では、米経済は「全般的に極めて堅調に推移している」との米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言が伝わったが、市場は反応を示さなかった。パウエル議長は事前に準備されたスピーチ原稿で、「一部のコミュニティーはまだ、回復の恩恵を実感できていない」との見方も示している。前日の海外市場では、米FRB当局者が12月に利上げをした後、様子見姿勢のシグナルを市場に送るか検討しているとのウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道を受け、米国株が持ち直した。ユーロ・ドルは小安い。ドル円の上昇に伴って一時1.1366ドルまで小幅に下げた。なお、伊スタンパ紙は「コンテ首相と5つ星運動はトリア財務相の辞任を望んでいる」と伝えたほか、「サルビーニ副首相は財務相の辞任に反対」とも報じているが、相場への影響は限られている。ユーロ・円は強含み。ドル・円と同様に日本株高を受けた買いがじわりと入り、一時128.43円まで値を上げた。本日これまでの参考レンジ:ドル・円:112.65円 - 112.93円:ユーロ・ドル:1.1367ドル - 1.1383ドル:ユーロ・円:128.12円 - 128.43円。
株式(日経平均)
7日の東京株式市場で日経平均株価は、+177円06銭高(+0.82%)の21678円68銭で4日ぶりに反発して引けた。TOPIX:1620.45 +0.61% +9.85、マザーズ:980.61 -0.03% -0.31。朝方は、ニューヨーク株式市場が一時700ドル超下げたが、FRBの利上げ打ち止め観測を契機に急速に値を戻した流れから日経平均株価も寄り付きから買戻し優勢な展開となり21734.94銭の本日高値を付ける。その後、日本政府が中国モバイル会社の利用を政府機関が禁止する報道から急速に値を消し始め徐々に下げ幅を拡大し本日安値の21506.45銭を付けた。後場に入り市場の一部で日銀の上場投資信託(ETF)買い観測が浮上しており、相場全体を押し上げてじり高の展開となった。半面、11月の米雇用統計の発表などを控え、積極的な買いは小売りや電気・ガス業など内需関連株が中心となっている。株価が直近の安値圏にあることや、目立った好材料に乏しい中で断続的な買いが入っている展開を受け、ETF買いの思惑が広がっているという。東証1部の売買代金は2兆5406億円、売買高は13億7189万株、値上り銘柄1016、値下り銘柄1028、変わらず78だった。
貴金属
金先限帳入値4486円(前日比+5円)銀先限帳入値52.6円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2863円(前日比-15円) パラジウム先限帳入値4007円(前日比-122円)東京金は小反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円相場が小動きとなるなか、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて安値から戻した。銀はまちまちとなった。午後は安値圏からじりじりと値を戻し、日中の高値圏で取引を終える。総じて上げ下げが無かった一日。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、次の材料待ちで、もみ合いとなった。パラジウムもニューヨーク安を受けて軟調となった。こちらも金と同じく午後に入ると値を上げて終了する。2850円以下は買いが入りやすい展開か?
石油
原油先限帳入値40690円(前日比-1070円) ガソリン先限帳入値51790円(前日比-740円)灯油先限帳入値56180円(前日比-1190円)大半の限月の下げ幅が4ケタ超となっている。昨日の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産はまとまったものの、最終的な減産規模で合意に至らず、決定が一日先送りとなったことが嫌気されている。後場に入ると徐々にではあるが値を戻してくる。しかし大きく上昇はせず、各限月1000円安位で終わる。後場に入ってもこれといった動きもなく、終日安値圏内で一日の取引を終える。米中関係悪化に対する警戒感が強まる中、全体的に戻り売り優勢の展開になる。米中当局者の動きに注意が必要。一方、米中対立の激化がみられなければ、中国の米国産大豆輸入期待もあって底固い展開になる。米中関係悪化リスクを織り込むのか、首脳会談で合意された中国向け輸出再開期待を織り込むのかが問われる局面になる。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値164.4円(前日比+0.4円)ゴムTSR先限帳入値145.2円(前日比+0.3円)東京ゴムRSS3は、総じて小安い。上海夜間安を映し、売り物がちで寄り付いた。ただ、その後、上海ゴムが日中取引で地合いを引き締めたことから、買い優勢となり、一部限月はプラスサイドに振れている。後場に入ったら更に続伸し日中取引の高値を試す形になる。TSR20は、期先3本が小高い、期近3本は変わらず。手掛り材料難の中、動意に欠ける展開となっている。本日も閑散商い。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24020円(前日比-230円)東京コーンは下落。前日のシカゴ小幅安から売り先行。シカゴ夜間取引が弱含みで推移、円相場が1ドル=112.70円水準で小高く推移し、新規買い材料乏しく、小口の手じまい売りが先行ムード。序盤、早々に先限と期中5月限が200円安となった。買い物薄のなか、先限はジリ安となり、2万4000円割れとなり、2万3990円まで下落。2万4000円割れは数分で終わり、2万4000円台を回復しているが、2万4090円で戻りいっぱい。本日も閑散商いで方向感に欠ける展開。

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