夕刊:2018/12/11

東京金ほぼ全限月高値引け。一方、オイルは4桁安に沈む

為替
11日の東京外国為替市場で円相場は反落。一時1ドル=113円36銭まで下げ幅を広げた。英国の欧州連合(EU)離脱案について英議会の採決が先送りされたため、ポンド安・ドル高が進行。円安・ドル高に波及した。前日の米国株式相場の上昇も円売り・ドル買いを促した。もっとも11日午前の東京株式市場で日経平均株価が下落し、円は歩調を合わせて下げ幅を縮める場面があり113円01銭を付けた。中国商務省が、中国副首相と米財務長官らが通商問題について電話会談したと発表した。発表が伝わった直後に円売り・ドル買いが出たが、影響は限られた。値幅は35銭だった。円は対ユーロで反発した。円高・ユーロ安水準で推移している。ユーロは対ドルで安値圏で小動き。ユーロ・ドルは1.1372ドルまでじり高。イタリア紙の報道によると、明日のコンテ伊首相とユンケル欧州委員長の会談を控えて、財政赤字の対GDP比2.10%を目指すコンテ伊首相が、2.2%以下を拒否している両副首相を説得中、と報じられている。欧州委員会は、対GDP比1.95%を望んでいる、とも報じられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円01銭から113円36銭:ユーロ・円は128円42銭から128円72銭:ユーロ・ドルは1.1351ドルから1.1370ドルで推移。
株式(日経平均)
11日の東京株式市場で日経平均株価は、底堅く推移し高値21279.02-安値21062.31の200円値幅の展開。前日比71円48安い(-0.34%)2万1148円02銭で引けた。TOPIX:1575.31 -14.50 -0.91%、マザーズ:922.46 -25.26 -2.67%。米中貿易摩擦などを背景とした世界的な景気減速懸念が引き続き、中国関連株などの重荷となっている。半面、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑やアジア株式相場の落ち着きは下支え要因で、散発的な売り買いが交錯している。比較的底堅い展開について、心理的節目の2万1000円が視野に入り、海外のヘッジファンドなど短期スタンスの投資家が買い戻しを入れているのではないかとの憶測が聞かれた。個人投資家が自律反発を見込んだ押し目買いに動いているとの見方もあった。東証1部の売買代金は2兆5012億円、売買高は14億7631万株、値上り銘柄324、値下り銘柄1745、変わらず54だった。
貴金属
金先限帳入値4526円(前日比+21円)銀先限帳入値52.9円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2839円(前日比-24円) パラジウム先限帳入値4095円(前日比+49円)午前中は、円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の小幅高を受けて堅調となった。午後に入ると、円安一服を受けて上げ一服となった場面もあったが、引けにかけて、前場の下げ分を取り戻し、本日の高値圏で取引を終える。東京プラチナは、軟調。午前中は、ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円安一服を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上値が重く、軟調となったが、引けにかけてゴールドが上がってくるとそれにつられて白金も値段が上がり、午後に下げた分をほぼ取り戻した形で引ける。本日は2830円を挟んだ値動き。
石油
原油先限帳入値40750円(前日比-1250円) ガソリン先限帳入値51800円(前日比-1050円)灯油先限帳入値56680円(前日比-1020円)午前の東京石油市場は下落。一部の限月が4ケタ超下げている。週明けの海外市場が反落したことが重し。先週末、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国は日量120万バレルの減産で合意した余韻は乏しく、景気減速による需要に下振れ懸念が上値を抑えている。本日は下げたといっても前場は値を戻す場面もあったが、午後に入ると上げ幅を削る展開となる。ただ、円相場が1ドル=113円前半で推移し、昨日よりも円安・ドル高となっていることや、時間外取引でニューヨーク原油が強含んでいることが相場を下支えしている。東京原油先限は夜間取引で40630円まで下落。日中取引開始後は41160円まで下げ幅を縮小する場面があったが、戻りは鈍い。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値161.4円(前日比-0.1円)ゴムTSR先限帳入値143.4円(前日比+0円)ゴムRSSは、期先2本を除いてしっかり。日中取引で上海ゴムが、夜間取引の下げ幅を縮小させていることを好感し、買いが優勢となっている。序盤に158.2円まで軟化する場面があった。ただ、同水準では買い意欲が強く、すぐに160円台を回復すると、その後は同水準でのもみ合いとなっている。午後に入って一時下げる場面もあるも大引けにかけては多少値を戻して終える。一日の動きの総括としては、3日の168.0円まで急伸した後は、160~165円前後でのレンジ取引となっていたが、いまは下放れを試す場面もあった。ゴムTSR期先3本が下落、期近3本は変わらず。シンガポールTSR20が軟化していることを受けて、売りが優勢となっている
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23860円(前日比-140円)東京コーンは総じて下落。先限から地合い緩め下値模索。10日のシカゴが総じて小幅続落に続き、夜間取引が弱含みで推移していることや、弱気のテクニカル要因を背景に小口の売りが優勢。当限が600円高で独歩高。午後に入って多少値を戻すも、それでも大引けは24000円以下で引ける。

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。