夕刊:2018/12/18

オイルは4桁の大幅安。貴金属はまちまち。FOMC結果待ちで市場は調整か?

為替

18日の東京外国為替市場で円相場はじり高となっている。日本やアジアの株式相場の下落を背景に、運用リスクを避ける目的の円買い・ドル売りが入っている。18~19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的に持ち高を傾ける動きは限られている。習近平国家主席による「中国は想像できない困難に今後直面する可能性」等の発言を受け、ドル・円は一時112円47銭付近まで続落。(高値112.86銭-安値112.47銭)また、日経平均の下げ幅拡大に伴いユーロ・円が127円65銭付近まで売られ、ポンド・円は142円03銭付近まで値を崩したほか、豪ドル・円は午前の安値に迫る80円83銭付近まで急反落するなどクロス円も軟調。その後、欧州勢の参入を前にドル円は112円60銭付近まで反発しているものの、戻り局面では売り圧力の強い相場展開となっている。昨日は、次期ベルギー中銀総裁のヴンシュ(Wunsch)副総裁が「ユーロ圏経済が想定以上に停滞すれば、欧州中央銀行(ECB)は夏以降としている利上げを遅らせることができる」と述べた。本日は18時に12月独Ifo企業景況感指数が発表される。本日これまでのレンジ:ドル・円:112.47円-112.86円、ユーロ・ドル:1.1340ドル-1.1360ドル、ユーロ・円:127.64円-128.11円

株式(日経平均)

18日の日経平均株価は、前日比391円43銭安(-1.82%)の21115円45銭の大幅安で引けた。TOPIX:1562.51 -1.99% -31.69、マザーズ:875.76 -3.93% -35.82。前日の米国株が大幅安となったことを受け、下げ幅は一時400円に迫った。ただ朝安後は押し目買いと目先筋の買戻しが入り下げ幅を縮小し21300円台へ戻した。前引け時点の騰落率は日経平均が前日比1.23%安、TOPIXが1.29%安となった。TOPIXとJPX日経400は年初来安値を更新した。寄り後は全面安となったが、セクター別では鉄鋼、非鉄、輸送用機器が一時プラスに転じた。下落率上位に入ったのは鉱業、その他製品、医薬品。後場は、売り優勢で始まった。昼休みの時間帯に日経平均は軟調。21000円台での値動きを続けた。東証1部銘柄の9割超が値下がりする全面安商状となった。中国の習近平国家主席の演説で、景気に配慮する発言がみられなかったことが失望感をもたらした。中国・上海総合指数が一段安となり、円が対ドルで強含んだことで投資家心理が悪化。下げ幅を拡大し、一時はこの日の安値となる21101円44銭(前日比405円44銭安)まで下落した。その後の戻りは鈍く、安値圏で推移した。東証1部の出来高16億2513万株、売買代金2兆5098億円、騰落銘柄数は値上がり132、値下がり1982、変わらず15。東証業種別株価指数では全33業種が値下がり。値下がり率上位3業種は、医薬品、サービス、その他製品。年末要因から出来高も少なく先物主導の下落が強い展開となっている。21000円は、かろうじて保っているが、本日の米国株次第で更なる下落も想定できる。米中貿易戦争は、長期間継続することから下値が固まらない展開が継続すると思われる。

貴金属

金先限帳入値4502円(前日比+2円)銀先限帳入値53.2円(前日比-0円)白金先限帳入値2858円(前日比-6円) パラジウム先限帳入値4100円(前日比+21円)東京金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられる場面も見られたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。しかし午後に入ると上値トライはするものの、勢いは続かず引けにかけてずるずると下げる。出来高も少なく終始閑散商いで終了した。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて反発。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられた。パラジウムもニューヨーク高を受けて堅調となった。しかし、午後に入るとこちらも金と同様に値を切り下げていく展開。一時は前日比プラス圏内まで値を戻す場面もあったが、引けはマイナス圏に沈む。

石油

原油先限帳入値39910円(前日比-1410円) ガソリン先限帳入値51070円(前日比-1900円)灯油先限帳入値55590円(前日比-1660円)前の東京石油市場は大幅安。大半の限月が4ケタ超の下げとなっている。週明けの海外市場が続落したことや円高が重し。円相場は1ドル=112円後半で取引されている。時間外取引でもニューヨーク原油は軟調に推移。世界的な景気減速による石油需要の下振れや、石油輸出国機構(OPEC)の減産不足による供給過多が警戒されている。その流れは後場に入って顕著に現れ、節目の40000円を割れ始めると、ストップロスを巻き込み39670円まで値を下げる。その後、幾らか値を戻すも40000円までは届かずに終わる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値159.3円(前日比+0.8円)ゴムTSR先限帳入値148.0円(前日比-0.4円)ゴムRSSは、当限を除いて小じっかり。ドル円が円高方向に振れるなか、上海高を手掛かりに、当限を除いてしっかりとなっている。 午後に入っても値段は細かなレンジの上下を繰り返し、全限月、前日とほぼ変わらずの値段で取引を終える。ゴムTSRは、期近3本が前日比変わらず、先限月は若干マイナスとなっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23950円(前日比-100円)東京コーンは軒並み小幅安。序盤から前半は夜間取引が小高く引けた流れを引き継ぎ、買い優勢。閑散商いのなか、シカゴ夜間取引の弱含みから強地合いを緩め、全限月が2ケタ安で推移。午後に入っても値段の上下は無く小幅な値動きで終始する。先限で220枚の出来高。


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