夕刊:2018/12/21

再びオイルは4桁の大幅安。ゴールドはしっかり。コーンも大幅続落。

為替

21日の東京外為市場でドル・円は111円40銭台で推移。昨夜のニューヨーク外国為替市場でドル・円は5日続落。終値は111円28銭と前日NY終値(112円48銭)と比べて1円20銭程度のドル安水準だった。世界的な景気減速懸念にくわえて、米政府機関閉鎖の可能性が現実味を帯びたことを嫌気して、ダウ平均が680ドル近く急落すると、投資家が、リスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が9.4と予想の15.0を下回ったことも相場の重しとなり、一時110円81銭と9月7日以来約3カ月ぶりの安値を付けた。米共和党のライアン下院議長はこの日、「トランプ大統領は米上院が可決したつなぎ予算案に署名しない」と明らかにした。21日に期限を迎える米暫定予算を巡る協議で与野党が対立し、政府機関が一部閉鎖される可能性が高まっている。FRBは19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2019年の利上げ回数の見通しを2回とし、9月会合時に示した3回から引き下げた。19年の成長率についても2.3%と予測し、前回の2.5%から下方修正した。日経平均は363.28円安の20029.30円で午前中の取引を終えた。日経平均株価の2万円割れを警戒してリスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制されている。米政府機関閉鎖の可能性があることは依然としてドル売り材料になっているようだ。クリスマス休暇を控えた様子見姿勢が一段と強まる中、引き続き全般的に動意薄。ドル・円は、日経平均の下げ幅縮小に伴い111円43銭付近まで反発するも、同水準では戻り売りが優勢。本日これまでのレンジ:ドル・円:111.09円-111.45円、ユーロ・ドル:1.1442ドル-1.1462ドル、ユーロ・円:127.26円-127.58円

株式(日経平均)

21日の東京株式市場で日経平均株価は続落し226円39銭安(-1.11%)20166円19銭、4日続落で引けた。米景気の先行き不透明感を背景に前日の米株式相場が大幅に下落し、投資家のリスク回避姿勢が鮮明になった。外国為替市場で円相場が1ドル=111円台前半の円高・ドル安水準に振れ、自動車など輸出関連銘柄を中心に売りが膨らんだ。一時300円超下げ、2万割れ寸前で踏みとどまった。トランプ米大統領は20日、マティス国防長官が2019年2月末に退任するとツイッターで表明した。国際協調を重視するマティス氏の退任で、米国の対外政策に対する不透明感が強まり、日本時間21日のシカゴ市場で米株価指数先物が下落。一段の米株安を警戒する海外投資家がまとまった規模で日本株に売り注文を出しているとの観測があった。大阪取引所の日経平均先物2019年3月物は一時19940円まで下落し、中心限月としては17年9月以来ほぼ1年3カ月ぶりに節目の2万円を下回った。日経平均オプションのプット(売る権利)を売っていた市場参加者が損失回避目的で先物に売りを出し、現物株相場の重荷となった。世界景気や米株式相場の先行き不透明感は強く、押し目を拾う動きは乏しい。日本株の下落基調が続き、個人投資家の間でも現物株の持ち高を整理する売りが出ている模様。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。東証1部の売買代金は、3兆5573億円、売買高は、20億6731万株だった。TOPIX:1488.19 -28.97 -1.91%。マザーズ:811.07 -27.07 -3.23%。東証1部の値下がり銘柄数は、1886と、全体の78%を占めた。値上がりは225、変わらずは19銘柄だった。

貴金属

金先限帳入値4502円(前日比+27円)銀先限帳入値52.9円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2835円(前日比+3円) パラジウム先限帳入値4063円(前日比-25円)東京金、銀は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円相場の小動きなどを受け、もみ合いとなった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。景気減速懸念の強まりを受けてドル安に振れた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の利上げ回数の予想が引き下げられたが、市場予想を上回ったことから、株価がダウの下げともに日経も急落した。代替先の金に買いは集まる。前場では高値圏を維持するも午後に入ると出来高も細り、4500円を行ったり来たりのもみ合いに終始する。東京プラチナは、反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円相場が小動きとなるなか、ドル建て現物相場の上値の重さを受けて上げ一服となった。午後に入ると値をじりじり下げ、前日比変わらずくらいのところまで一時下げる。ただ、売り注文がどんどん入ってくるような展開にはなっていない。

石油

原油先限帳入値36980円(前日比-1280円) ガソリン先限帳入値47300円(前日比-1340円)灯油先限帳入値52700円(前日比-1180円)午前の東京石油市場は大幅安。海外原油が反落したことや円高が重しとなっている。世界的な景気減速による石油需要の下振れが警戒されている。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は、今月の減産合意について各国に生産枠を割り当てる予定であると発表したが、実行性については引き続き疑問視されており、供給過剰懸念が根強い。再び前場から4桁安の形。東京原油先限は安値36720円をだす。午後に入ってもまとまった買いは入らず、本日安値圏37000前後を挟んだ展開の動きで終始する。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値173.1円(前日比+0円)ゴムTSR先限帳入値147.6円(前日比-0.8円)ゴムRSSは、小幅安。日中取引の上海ゴムが売り物がちの展開となっているうえ、3連休を控えたポジション整理の動きもあり、売りが優勢となっている。新甫6月限は、174.5円で発会した後、小緩んでいる。週末ということもあり174.5円より上は積極的な買いは見られなかった。高値で178.2円を出すが、高値は順張りで買われるというよりは利益確定の売りのほうが目立った形。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22810円(前日比-770円)夜間の終盤に先限が22080円まで暴落。日中取引の序盤に23030円に戻したが、すかさず売られ、22590円まで下げ幅を拡大。午前10時以降、下げ幅を縮小したが、22820円で戻りを抑えられ、23000円台に戻せず。シカゴ安、円高進行で総弱気状態。期先は23000円が抵抗線か。夜間取引で安値22080円を出した。換算値的にはでないであろう価格であり、取り組み、出来高の少なさからくるものと予想する。資金管理には十分注意していただきたい。


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