夕刊:2018/12/25

日経1000円オーバーの大幅続落。オイルも一時4000円以上安。クリスマスショックは未だ続くのか?

為替

25日の東京外国為替市場でドル・円は円高。日経平均株価が20000円の大台を割り込んだことでリスク回避の円買いが強まり、ドルは一時110円01銭まで売り込まれた。ドル・円は、110円半ばで寄り付いた後、日経平均の20000円割れを手がかりに円買いが進行。また、仲値でのドルの余剰もあってドル売りも観測された。ただ、国内勢の買戻しも観測され、その後は小幅ながら値を戻す展開に。日経平均は前週末比1000円超安で前引けたが、ランチタイムの日経平均先物は下げ幅をやや縮小した。ドル・円は一時110.01円と、8月22日以来の安値をつけた。トランプ米大統領の発言への警戒感も根強く、上値が重い。ユーロ・円もさえず。クロス円は全般的にリスク回避の円高となっている。ユーロ・円は8月以来の安値圏125円半ばで下げ渋ったものの、反発力は鈍い。 ユーロ・ドルはじり高。対円でのドル軟化が、ユーロ高・ドル安方向への動きを1.1417ドルまでじわりと後押し。だが、リスク回避の強まりからユーロ・円が重く、ユーロ・ドルも上昇の勢いは限られている。今晩は欧米をはじめ主要市場はクリスマス休暇の休場で、直接的なリスク要因の後退により積極的な円買いは想定しにくい。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース鈍化への観測から、ドル売りは続く見通し。また、ムニューシン財務長官の進退に関する憶測が流れ、米国株の最近の大幅安に拍車をかける格好になった。NYダウは今月に入って3000ドルも値を下げており、この年末年始にかけても先安観は強い。一方で、ドルは大方の市場関係者が想定するレンジ下限である110円が視野に入った。その周辺での買い戻しも観測されるため、今晩のドルの下げは限定的と予想する。

株式(日経平均)

25日の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比1010円45銭安(-5.01%)の19155円74銭と、大幅続落した。国内連休中に米ダウが1000ドルを超す下げとなったことで、朝方から幅広く売り注文が集まった。日経平均は2万円の大台を下回り(安値19117.96、高値19785.43)取引時間中としては2017年4月以来、1年8カ月ぶり安値を付けた。東証1部銘柄の98%超が値下がりする全面安商状となった。騰落率は日経平均が5.01%安、TOPIXが4.88%安となった。日経平均を構成する全銘柄、東証33業種全てが下落。精密機器が6.79%、医薬品6.31%、輸送用機器、サービスなどが5%超の下げとなった。TOPIXは2016年11月以来、2年1カ月ぶりの安値水準。投資家の不安心理を示すとされる日経平均ボラティリティー指数(VI)は31ポイント台に上昇し、今年2月以来の高水準を付けている。米中通商問題を巡る悲観的な見方や、米政府機関の一部閉鎖、トランプ米大統領がパウエル連邦準備理事会(FRB)議長解任の可能性を非公式に議論したと伝わったことなどで不安心理が高まった。トランプ米大統領が株安を受け、ムニューシン財務長官の解任を検討しているもよう、とも報じられている。マーケットの雰囲気が悪く、あらゆる材料が悪材料としてとらえられている。一時的に下げ止まったとしても、下値不安が払拭されるには時間が掛かりそう。市場では株式相場の急落を受け、信用取引の追加証拠金(追い証)発生を警戒した個人投資家による売りがみられたが見切り売りは午前で一巡した模様。下値では散発的な買い戻しも入っているが、追随する向きは少なく日経平均の戻りは鈍い。下値不安継続中。米国株式が、落ち着かないと不安は、消えない。明日18000円台へ突入。売買代金は2兆6167億円、売買高は17億1656万株だった。値上り27、値下り2096、変わらず8。TOPIX:1415.55 -4.88% -72.64、マザーズ:757.02 -6.66% -54.05。

貴金属

本日、貴金属は先限は新甫限月です。金先限帳入値4496円(前日比-)銀先限帳入値53.2円(前日比-)白金先限帳入値2785円(前日比-) パラジウム先限帳入値3945円(前日比-)東京金、銀は総じて反落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、リスク回避の円高を受けて軟調となった。銀も円高を受けて売り優勢となった。新甫2019年12月限は金標準が4499円、金ミニが4505円、銀が53.2円でそれぞれ発会した。午後に入っても日経やオイルが下げる中、比較的しっかりとしていた。先限の一本手前の19/10は前日比7~8円安で推移。出来高も20000枚前後で閑散とした商いであった。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムは円高などを受けて売り優勢となった。新甫2019年12月限はプラチナが2808円、プラチナミニが2814円、パラジウムが3991円でそれぞれ発会した。午後に入るとゴールドとは違い安値を更新する動き。節目の2800円を割れて引ける。

石油

原油先限帳入値33120円(前日比-3860円) ガソリン先限帳入値43220円(前日比-4080円)灯油先限帳入値48690円(前日比-4010円)午前の東京石油市場は暴落。ほぼすべての限月の下げ幅が2000円を超えている。一部の限月は3000円超下げる場面があった。世界的な景気減速懸念が広がるなかで、主要国で株安が続き、石油需要の下振れが連想されている。円相場が1ドル=110円ちょうど付近まで円高推移し、8月以来の円高水準となったことも圧迫要因。今晩の海外主要市場はクリスマスで休場。午前中は幾分か戻す場面もあるも、引けにかけては4000円安に終わる。日経の下げにもつられた格好で年初来安値を更新する。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値170.2円(前日比-2.9円)ゴムTSR先限帳入値144.3円(前日比-3.3円)ゴムRSSは、軒並み安。日中取引の上海ゴムが下落しているうえ、円高や日経平均株価の暴落を嫌気して、売りが先行する展開となっている。先限は、一時168.1円まで下落した。午後に入ると一時は下げるものの、原油とともに下げることにはならず、170円をトライする動きになる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22060円(前日比-750円)東京コーンは期先中心に総じて大幅安。シカゴコーンの戻りの鈍さ、円高の進行、弱気のテクニカル要因から売り先行。期先2本の下げが大きい。先限は300円超の下落から抜け出せず、ジリ安となり、11月限とともに700円超の下落。午後に入っても下げの勢いは衰えず、22000円を挟んだ攻防。


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