夕刊:2018/12/28

原油は反落するもゴールドはしっかり。日経平均は20000円はキープして引ける

為替

28日の東京外為市場は、ドル・円は総じて重い推移だが、昨日NYタイムに上下した110.40円台-111.10円付近のレンジ内の動き。この値幅にとどまって動意が落ち着くか見定める状態といえる。明日から日本市場が、6連休になるため同意薄の展開。円絡みのスポット応答日は昨日からすでに来年に移行。越年の決済となるため積極的に売買するムードはない。26日の戻り111.41円のやや上となる111.50円に売りオーダーが置かれたまま。下値は110円前半に買いオーダーが集積し始めている。取引が薄いなかの振れを警戒してか、これらのオーダーをこなした水準となる111.50円超えにストップロスの買い、110円割れにストップロスの売りが観測されている。フローのまとまり具合次第で、振幅は拡大しそうだ。午後に入っても依然として日経平均が方向感なく推移する中、ドル売りの流れは継続。ドル円は110円52銭付近まで続落した後、まとまった買いが持ち込まれ一時110円82銭付近まで急反発するも勢い続かず110円60銭前後で上値の重い値動き。ユーロ・ドルは買い一服。午前からの流れを引き継ぎ一時1.1467ドルまで買われたが、上昇は一服。欧州勢参入待ちの状態だ。ユーロ・円はもみ合い。手掛かり材料に乏しく、126円台後半で方向感が出ていない。本日これまでのレンジ:ドル・円:110.52円-111.03円、ユーロ・ドル:1.1428ドル-1.1467ドル、ユーロ・円:126.66円-127.02円

株式(日経平均)

28日の東京株式市場は、-62円85銭(-0.31%)安の20014円77銭で引けた。27日の米株式市場でNYダウは続伸し、260ドル高となったが、引けにかけて急速に下げ幅を縮小し、上昇に転じたものの、一時600ドルを超える下落となるなど不安定な値動きだった。日経平均は前日に750円高と大幅上昇していたこともあり、本日は利益確定の売りが先行して119円安からスタートすると、朝方には19900.04円(177.58円安)まで下落する場面があった。その後は一時小幅高に転じたが、年末年始の休暇を前に積極的な買いは限定的で、上値の重い展開となった。日経平均は節目の2万円を挟んだもみ合いとなった。年内最終売買日とあって積極的な売買は限定的で、前場の東証1部売買代金は9000億円弱にとどまった。前日の米NYダウは終値でこそ続伸したものの、一時600ドルを超える下落となったことから、むしろ不安定さが意識されているようだ。市場の懸念材料である米中摩擦を巡っては、トランプ米政権が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などの機器使用を企業に禁じる大統領令を検討しているなどと伝わっている。東京市場が年末年始の休暇中に海外発の悪材料と株安が生じるのでは、との投資家の警戒感は根強く、後場の日経平均も上値の重い展開が続いた。年間騰落率が7年ぶりにマイナスとなることは避けられず、日経平均の引け値は、なんとか2万円台を維持した。各種指標が「売られすぎ」を示していても、米中の対立や英国の欧州連合(EU)離脱などに翻弄される世界経済の先行きが見通せなければ、本格的な水準訂正は期待しづらい。2019年の株式相場も荒い値動きとなることに備えておく必要がありそうだ。東証1部売買代金2兆293億円、出来高11億9506万株、値上り銘柄891、値下り銘柄1166、変わらず72。TOPIX:1494.09 -7.54 -0.50%、マザーズ:812.32 -14.37 -1.74%。

貴金属

金先限帳入値4537円(前日比+12円)銀先限帳入値54.2円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2840円(前日比-17円) パラジウム先限帳入値4016円(前日比-23円)東京金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。午後に入っても地合いは強く高値圏でキープしている。商いも先限で出来高25000枚以上できた。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、次の材料待ちで、もみ合いとなった。パラジウムも軟調となったが、ニューヨーク高を受けて安値から戻した。午後に入いると積極的には売り込まれないまでも、だらだらとした展開。2800割れを試す展開にはならず、方向性を出すには新たな材料が必要か。

石油

原油先限帳入値36000円(前日比-900円) ガソリン先限帳入値47340円(前日比-570円)灯油先限帳入値53520円(前日比-530円)午前の東京石油市場は下落。海外市場が反落したことや円高が重しとなっている。円相場は1ドル=110円後半で推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増加したことも圧迫要因。ただ、米株式市場が下げ幅を消しプラス転換して引けたことで、時間外取引でニューヨーク原油は上昇しており、国内市場は下げ幅を削っている。一部の限月がプラス転換する場面もあった。しかし、午後に入っては積極的な買いにはならず、だらだらと値を下げる展開。年末ということもあり、いつもより閑散とした商い。36000円以上はキープして引ける。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値170.2円(前日比-2.1円)ゴムTSR先限帳入値147.5円(前日比-1.1円)ゴムRSSは、上海夜間が小幅高となったものの、これに対する反応は薄く、小動きとなっている。ゴムRSSは、大納会を迎えて、模様眺め気分が強まっている。ゴム独自の新規材料が見当たらないことから、今日は狭いレンジでの取引となりそうだ。年明けに生産国の輸出制限に関する話し合いがもたれる予定となっていることから、様子見の姿勢となっているようだ。午後に入ると値段が緩んでくる。170円を挟んだ攻防であるが、本日はまとまった買いが入らず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22590円(前日比-60円)東京コーンはまちまち。序盤はシカゴ期近高から買い優勢となる限月が目立ち、小じっかりとした展開。シカゴ夜間取引が小幅続伸で推移しているが、円相場が1ドル=110.70円台に上昇し、強弱材料が交錯するなか、期先は買いが続かず、上げ幅を削り、方向性を欠いている。午後に入ってもその流れを引継ぎ弱い展開。大納会からか、いつも以上に閑散商い。22500円を挟んだ攻防。


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