朝刊:2018/01/15

強気な経済指標と好調な企業決算の発表を受け投資家心理が改善しNYダウ、ナスダック指数共に連日の最高値更新

NY為替
この日発表された米12月消費者物価指数(CPI・コア)などの経済指標が事前予想を上回り米景気の堅調さを示す内容となったことから米長期金利が上昇し日米金利差拡大観測で朝方は円売りドル買いが先行した。その後ECBが金融緩和策縮小の用意を進めているとの観測やドイツ2大政党が大連立協議入りで合意と伝わったことから主要通貨に対しユーロを買う動きが強まりドル安ユーロ高が進んだことからドルが円に対しても弱含みドル円は一時111円台を割り込んだ。12日のNY為替市場でドル円相場は前日比20銭ほど円高ドル安の1ドル=111円前半で取引を終えた。
NYダウ
2017年10-12月期の米企業決算発表が本格化する中、12日に発表されたJPモルガン・チェースやブラック・ロックなどの決算内容が市場予想を上回り好調な結果となったことを受け米企業の業績拡大継続への期待の高まりから投資家心理が改善し小売り関連や一般消費財など幅広い銘柄に買いが膨らみ相場を押し上げた。NYダウは前日比228ドル46セント高の25803ドル19セントと大幅続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も、7261.06(+49.29)と続伸し、主要3指数が揃って史上最高値を更新した。
NY貴金属
金2月限は1334.9ドル(前日比+12.4)。白金4月限は996.2ドル(前日比+5.4)金とプラチナは3日続伸した。主要通貨に対するユーロの一段高を受けドル安ユーロ高が進行したことからドル建てで取引される金の割安感が広がり買われた。プラチナはドル安ユーロ高と金の堅調が好感された。
NY原油
原油2月限は64.30(前日比+0.50)。NY原油は5日続伸した。朝方はトランプ大統領がイランの経済制裁再開を見送ったことからイランの原油輸出減少への警戒が後退したことやこの日ベーカー・ヒューズが発表したリグ稼働数が前週比10基増加したことで米国内の生産拡大による需給の緩みが意識され週末を控えた持ち高調整売りが優勢となった。その後ドル安や株高を背景に投資家のリスク選好ムードの強まりで原油市場への資金流入を期待した買いを誘い取引終了間際に上昇に転じた。ヒーティングオイルは反発し、ガソリンは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は346.25セント(前日比-2.50)。大豆3月限は960.50(前日比+10.50)。大豆は大幅反発し、コーンは続落した。大豆はこの日発表された米1月穀物需給報告で大豆の生産量見通しが市場予想を下回ったことで供給過剰懸念が後退しこのところの続落の反動で値ごろ感からの買い戻しを誘った。コーンは米1月穀物需給報告でコーンの生産量見通しが市場予想を上回ったことから増産懸念で売られた。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米12月消費者物価指数・CPIコア(前月比)+0.3%(予想+0.2% 前回+0.1%)
22:30米12月消費者物価指数・CPI(前年同月比)+2.1%(予想+2.1% 前回+2.2%)
22:30米12月消費者物価指数・CPI(前月比)+0.1%(予想+0.1% 前回+0.4%)
22:30米12月小売売上高(前月比)+0.4%(予想+0.5% 前回+0.9%)

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