朝刊:2018/02/05

強気の米雇用関連指標の発表を受け利上げペース加速への警戒から米株式相場が全面安

NY為替
この日発表された米1月雇用統計で非農業部門雇用者数や平均時給などの重要指標が事前予想を上回りFRBが利上げペースを加速するのではとの思惑から債券が売られ米10年債利回りが2014年1月以来約4年ぶりの高い水準まで上昇したことを受け日米金利差拡大観測から円売りドル買いの流れが強まった。2日のNY為替市場のドル円相場は前日比70銭以上円安ドル高の1ドル=110円10銭台半ばで取引を終えた。
NYダウ
この日発表した米1月雇用統計が事前予想を上回り強い内容だったことを受け米長期債利回りが上昇し株式の割高感が意識され幅広い銘柄に売りが広がった。2日のNY株式市場ではNYダウは前日比665ドル75セント安の25520ドル96セント、ハイテク銘柄中心のナスダック指数も7240.95(-144.92)と急落した。四半期決算が振るわなかったアップルやエクソンモービル、シェブロンなどが大幅に下落し相場を押し下げたほかトランプ政権のロシア疑惑を巡る政治の不透明感から利益確定を急ぐ売りなどでNYダウは600㌦超急落、リーマンショック以来約9年ぶりの大幅な下げとなった。ダウ構成銘柄30種すべて下落し全面安商状。
NY貴金属
金4月限は1337.3ドル(前日比-10.6)。白金4月限は999.4ドル(前日比-8.4)金とプラチナは3日ぶりに反落した。強気の米1月雇用統計を受けた米長期金利の上昇でドル高が進みドル建ての金の割高感が台頭したことや利上げペース加速への警戒で金からの資金流出が懸念され利益確定売りが優勢となった。プラチナはドル高ユーロ安が圧迫材料となったことや金の軟調が嫌気された。
NY原油
原油3月限は65.45(前日比-0.35)。NY原油は3日ぶりに反落した。米株式の急落が嫌気されたことや米長期金利の上昇に伴うドル高で割高感が意識され売りが加速した。又、午後にベーカー・ヒューズが公表したリグの稼働数が前週比6基増加したことも圧迫材料となった。原油安を受けヒーティングオイルとガソリンは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は361.50セント(前日比-0.25)。大豆3月限は978.75(前日比-6.25)大豆は3日続落し、コーンは小反落した。コーンと大豆はアルゼンチン産地の降雨予報やドル高が売り圧迫要因となった。コーンはUSDAから仕向け地不明とエジプト向けの2件輸出成約が発表され相場の下支えとなり下げ幅が限定された。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米1月失業率4.1%(予想4.1% 前回4.1%)
22:30米1月非農業部門雇用者数(前月比)20万人(予想+18.0万人 前回+16.0万人)
22:30米1月平均時給(前月比)+0.3%(予想+0.2% 前回+0.4%)
24:00米1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値95.7(予想95.0 前回94.4)
24:00米12月製造業新規受注(前月比)+1.7%(予想+1.5% 前回+1.7%)

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