朝刊:2018/03/02

トランプ政権の保護貿易政策への懸念の高まりを受けNYダウ、ナスダック指数共に3日連続の大幅下落

NY為替
この日発表された米新規失業保険申請件数が予想を下回り50年ぶりの低水準となったことや米2月ISM製造業景況指数が予想を上回る強い数値となったことなどから一時ドル買いが強まった。しかし、トランプ大統領が鉄鋼、アルミニウムの輸入に大幅な追加関税を賦課することを正式に表明したことを受け中国など主要な貿易相手国との間に貿易摩擦が生じる恐れがありトランプ政権の保護主義的な貿易政策に対する懸念の高まりを受けリスク回避の円買いドル売りが加速した。1日のNY為替市場のドル円相場は前日比50銭ほど円高ドル安の1ドル=106円20銭台前半で取引を終えた。
NYダウ
1日のNY株式市場では朝方は強い経済指標の発表を受け買いが優勢で始まった。その後トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに大幅な追加関税を賦課すると正式に表明したことが伝わるとトランプ政権の保護貿易政策で主要な貿易相手国である中国などと貿易摩擦が生じ米企業業績へ悪影響を及ぼすのではとの懸念が高まり、それを受け中国など新興国での売上げ比率の高いキャタピラやボーイング、ユナイテッドテクノロジーズなどが大幅に値下がりし、NYダウは一時600ドル近く下落した。NYダウは前日比420ドル22セント安の24608ドル98セントと3日連続の大幅下落。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も3日続落し、7180.56(-92.45)。
NY貴金属
金4月限は1305.2ドル(前日比-12.7)。白金4月限は957.8ドル(前日比-30.3)金は3日続落した。パウエルFRB議長の議会証言以降利上げスピードが速まるとの見方が引き続き弱材料視されたことやドル高ユーロ安に圧迫された。プラチナは大幅反落した。ドル高ユーロ安が圧迫材料となったほか金の軟調や株安が嫌気された。
NY原油
原油4月限は60.99(前日比-0.65)。NY原油は3日続落した。前日にEIAが発表した米週間石油在庫統計が引き続き売り材料となったことや株安でリスク回避姿勢が強まり同じリスク資産の原油に売りが波及した。原油安からヒーティングオイルとガソリンは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は378.75セント(前日比+4.25)。大豆3月限は1057.50(前日比+12.50)大豆とコーンは共に続伸した。大豆はアルゼンチン産地で乾燥気候が続くとの観測や中国向け輸出の伸びで週間輸出成約高が好調だったことなどから買いが優勢となった。コーンは小麦と大豆の大幅続伸が支援材料となったほか好調な輸出成約高を好感した買いが入った。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30新規失業保険申請件数(前週分)21.0万件(予想22.5万件 前回22.0万件)
22:30米1月個人所得(前月比)+0.4%(予想+0.3% 前回+0.4%)
22:30米1月個人消費支出(PCE)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.4%)
22:30米1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)+0.3%(予想+0.3% 前回+0.2%)
24:00米2月ISM製造業景況指数60.8(予想58.7 前回59.1)
24:00パウエル米FRB議長発言

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