朝刊:2018/03/05

ナスダック指数は反発した一方で世界的な貿易戦争の拡大懸念を受けNYダウは4日続落

NY為替
2日のNY為替市場のドル円相場は黒田日銀総裁が将来の緩和的金融政策からの出口戦略について言及したことから日欧為替市場で円買いドル売りの流れが継続する中、トランプ大統領が「貿易戦争は有用で勝つのも簡単」とツイートしたことでトランプ政権の保護主義的な貿易政策により世界的な貿易戦争へ発展することへの警戒からリスク回避の円買いが強まりドル円は一時一年四か月ぶりの安値水準の105円20銭台まで軟化した。その後米10年債利回りの上昇や米株式相場の下げ渋りを受けドル円は値を戻し、前日比50銭程円高ドル安の1ドル=105円70銭前後で取引を終えた。
NYダウ
1日にトランプ大統領が鉄鋼、アルミへ追加の輸入関税を賦課する方針を表明したことに続きこの日ツイッターで「貿易戦争は有用で勝つのも簡単」と述べたことを受け世界的な貿易戦争への拡大懸念から投資家心理が後退し朝方から幅広く売りが先行した。NYダウの下げ幅は一時390㌦を超えた。その後このところの急落の反動から業績期待が見込まれるアップルやインテルなどのハイテク株やメルク、P&Gなどのヘルスケア株へ買い戻しの動きが広がりNYダウは取引終盤に下げ幅を縮小した。2日のNY株式市場ではNYダウは前日比70ドル92セント安の24538ドル06セントと4日続落した。一方でハイテク銘柄中心のナスダック指数は4日ぶりに反発し、7257.87(+77.31)。
NY貴金属
金4月限は1323.4ドル(前日比+18.2)。白金4月限は965.1ドル(前日比+7.3)金は4日ぶりに反発した。円やユーロなど主要通貨に対しドル安が進んだことが好感されたことやトランプ大統領が鉄鋼、アルミの輸入関税の強化を表明したことでトランプ政権の保護主義的貿易政策により米景気が減速するとの懸念が高まり投資家のリスク回避姿勢が強まり安全資産とされる金への買いを誘った。プラチナもドル安ユーロ高や金の反発が支援材料となり4日ぶりに反発した。
NY原油
原油4月限は61.25(前日比+0.26)。NY原油は4日ぶりに反発した。トランプ大統領の輸入関税強化の動きを受け世界的な貿易戦争が懸念され投資家がリスク回避姿勢を強め売り先行で始まった。その後ドルが主要通貨に対し弱含みドル建てで取引される原油の割安感が意識されたことに加え米株式相場が取引終盤にかけて下げ幅を縮小させたことからリスク資産とされる原油にも買い戻しが優勢となった。又、この日ベーカーヒューズ社が公表したリグ稼働数は前週比増加したものの原油相場への影響は限定的だった。ガソリンは反発したもののヒーティングオイルは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は385.25セント(前日比-1.00)。大豆5月限は1071.00(前日比+3.00)大豆は4日続伸し、コーンは反落した。大豆は中国向けと仕向け地不明の輸出成約やアルゼンチンの乾燥気候による減産懸念を手掛かりにした買いが入った。コーンは株式市場からの資金流入観測で朝方は買いが先行したものの週末を控えてファンド筋の利益確定売りが圧迫要因になった。又、小麦の急落がコーン売りに波及した。
今日のニュース
主な経済指標結果
24:00米2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(前月比)99.7(予想99.5 前回99.9)

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