朝刊:2018/03/06

米国を中心とした貿易戦争の懸念が和らぎNYダウが5日ぶりに大幅反発

NY為替
トランプ大統領の鉄鋼、アルミの輸入関税強化策に対し共和党下院のライアン議長が経済に対するリスクが大き過ぎることで導入するのは難しいとの見解を示したことやトランプ大統領も関税措置で貿易戦争は起こらないと述べたことなどから先週強まった米国を中心とした貿易戦争への懸念が和らいだことに加え米10年債利回りの上昇と米株式相場の大幅高を受けリスク回避の円買いドル売りが一服しドル円は106円台を回復した。5日のNY為替市場のドル円相場は前日比40銭程円安ドル高の1ドル=106円20銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日トランプ大統領がツイッターで「鉄鋼とアルミへの関税は北米自由貿易協定(NAFTA)が署名された場合に解除する」と述べたことから関税引き上げの目的はNAFTA合意を引き出す為の取引との見方が広がりこの先交渉する余地があることから早急な関税引き上げの懸念が若干和らいだことを受けキャタピラーやGEなど先週売り込まれた銘柄中心に買い戻しの動きが広がりNYダウは一時400ドル超上昇した。5日のNY株式市場ではNYダウは前日比336ドル70セント高の24874ドル76セントと5日ぶりに大幅反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は続伸し、7330.70(+72.84)。
NY貴金属
金4月限は1319.9ドル(前日比-3.5)。白金4月限は962.1ドル(前日比-3.0)金は反落した。円やユーロなど主要通貨に対しドル高が進んだことからドル建てで取引される金の割高感が意識されたことや米長期金利の上昇から金利の付かない金への売りが優勢となった。又、株高でリスク回避の動きが後退したのも金の売りを誘った模様。プラチナも反落した。ドル高ユーロ安や金の反落が圧迫材料となった。
NY原油
原油4月限は62.57(前日比+1.32)。NY原油は大幅続伸した。週末にリビアで石油輸送用のパイプラインが一時操業停止となったことでリビアの供給が細るとの観測から需給の引き締まりが期待されたことや株高を背景にリスク選好の動きが原油へも波及し買いが優勢となった。原油高を受けガソリンは続伸し、ヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は387.25セント(前日比+2.00)。大豆5月限は1077.50(前日比+6.50)大豆は5日続伸し、コーンは反発した。大豆はアルゼンチンの乾燥懸念が引き続き手掛かり材料となった。コーンはアルゼンチンの乾燥懸念と小麦の反発が支援材料となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
24:00米2月ISM非製造業景況指数(総合)59.5(予想58.9 前回59.9)

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