朝刊:2018/03/07

トランプ政権の保護貿易政策に対する懸念と朝鮮半島情勢の緊張緩和への期待から売り買い交錯しNYダウが小幅な続伸

NY為替
5日にトランプ大統領が鉄鋼、アルミの輸入関税の追加措置の発動を撤回しないと発言したことからロンドン市場では一時円が買われドル円は105円80銭台へ軟化した。しかしながらNY時間に入ってからは北朝鮮を訪問していた韓国政府代表団が帰国後に「4月末に板門店で南北首脳会談を開催することで合意した」と発表したことから北朝鮮を巡る地政学リスクが後退したことを受け安全資産とされる円が売りなおされドル円は106円台を回復した。その後は米朝との対話の実現性について懐疑的な見方からドル円の上値が抑えられ106円台前半でのもみ合いで推移した。6日のNY為替市場のドル円相場は前日比ほぼ変わらずの1ドル=106円20銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日韓国と北朝鮮が4月末に南北首脳会談を開催するとの報道で朝鮮半島情勢の緊張緩和への期待の高まりを受け5日のNY株式市場では朝方は買い優勢で始まった。その後トランプ大統領が鉄鋼とアルミへの追加関税措置を今週中にも正式決定すると述べたことで米国を中心とした貿易摩擦への警戒から戻り売りを浴びNYダウは下げに転じ、一時100ドル超下落した。売り一巡後はトランプ大統領に近い米共和党上院議員の発言をきっかけに買戻しが優勢となりNYダウは値を回復し前日比9ドル36セント高の24884ドル12セントと小幅に続伸して引けた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は続伸し、7372.01(+41.30)。
NY貴金属
金4月限は1335.2ドル(前日比+15.3)。白金4月限は970.6ドル(前日比+8.5)金は大幅続伸した。ユーロ高ドル安が進んだことからドル建てで取引される金の割安感が意識されたことに加えトランプ大統領の保護貿易政策への懸念の燻りから安全資産としての金への買いが優勢となった。プラチナも反発した。ドル安ユーロ高や金の続伸が支援材料となった。
NY原油
原油4月限は62.60(前日比+0.03)。NY原油は小幅に続伸した。4日にリビアのパイプラインが一時操業停止になったことが引き続き材料視されたことやドル安が好感された。一方でIEAが5日に公表した2023年までの石油市場見通しで米国のシェールオイルの生産が大幅に拡大するとの予想だったことを受け需給悪化を警戒した売りで上値が抑えられた。ガソリンは3日ぶりに反落し、ヒーティングオイルは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は388.25セント(前日比+1.00)。大豆5月限は1074.75(前日比-2.75)大豆は反落し、コーンは小幅に続伸した。大豆はアルゼンチンの降雨観測が圧迫材料となり利益確定売りに押された。コーンは新規材料に乏しい中、強弱感が対立し売り買いが交錯した。
今日のニュース
主な経済指標結果
24:00米1月製造業新規受注(前月比)-1.4%(予想-1.4% 前回+1.8%)

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