朝刊:2018/03/08

ホワイトハウスの会見を受け貿易摩擦への警戒感が和らぎNYダウが取引終盤にかけ大幅に下げ幅縮小

NY為替
ロンドン市場でコーン氏の辞任を背景にリスク回避目的で円が買われドル円は105円半ばまで下落した。その後NY時間終盤にホワイトハウスが会見で鉄鋼、アルミの輸入規制強化の為の追加関税についてメキシコとカナダは適用除外となることを示唆したことを受け米国を巡る貿易摩擦への警戒感が幾分後退したことからドルが買い戻された。7日のNY為替市場のドル円相場は前日比10銭ほど円高ドル安の1ドル=106円10銭前後で取引を終えた。
NYダウ
コーンNEC委員長の辞任表明を受けトランプ政権の保護主義的な貿易政策が今後進展するとの懸念が強まりキャタピラーやボーイングなどの貿易摩擦の影響を受け易い銘柄が売られたほか米経済の先行き不透明感から金融株や消費関連株へも売りが広がりNYダウ一時300㌦超の下げ幅となった。その後ホワイトハウスが会見で鉄鋼、アルミの輸入関税についてメキシコ、カナダは適用除外と述べたことを受け貿易摩擦への警戒感が和らいだことから買戻しが優勢となりNYダウは取引終盤にかけて下げ幅を大幅に縮小した。7日のNY株式市場ではNYダウは前日比82ドル76セント安の24801.36ドル36セントと3日ぶりに反落した。一方でハイテク銘柄中心のナスダック指数は4日続伸し、7396.65(+24.64)。
NY貴金属
金4月限は1327.6ドル(前日比-7.6)。白金4月限は953.2ドル(前日比-17.4)金は反落した。ドルが主要通貨に対し小幅ながら上昇したことやこの日発表されたベージュブックで「全ての地区で物価が上昇し、多くの地区で穏やかな賃金上昇」との表現を受けFRBの速やかな利上げ継続が意識され金利の付かない金への売りが膨らんだ。プラチナも反落した。ドル高や株安に圧迫された。
NY原油
原油4月限は61.15(前日比-1.45)。NY原油は4日ぶりの反落。コーン氏辞任を受け米国と中国、EUなどとの貿易摩擦が警戒され株安となったことから投資家心理が後退しリスク回避の売りが優勢となった。又、この日EIAが発表した米週間在庫統計で米国の原油生産量が週間の統計開始以来最高水準を更新したことも圧迫材料となった。ガソリンは続落し、ヒーティングオイルは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は387.25セント(前日比-1.00)。大豆5月限は1065.25(前日比-9.50)大豆は続落し、コーンは3日ぶりに反落した。大豆はアルゼンチンの降雨予測が圧迫材料となったほか8日の需給報告を前に利益確定売りが膨らんだ模様。コーンは米プレーン中南部で週明けにまとまった雨が降るとの観測が弱材料となったことや8日の需給報告前のポジション整理の売りが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
19:00欧10-12月期GDP、確定値(前期比)+0.6%(予想+0.6% 前回+0.6%)
22:15米2月ADP雇用統計(前月比)23.5万人(予想20.0万人 前回24.4万人)
22:30米1月貿易収支-566億ドル(予想-550億ドル 前回-539億ドル)
28:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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