朝刊:2018/03/12

米雇用統計の結果を受け投資家のリスク選好の動きが強まりNYダウは大幅続伸、ナスダック指数は一か月ぶりの過去最高値更新

NY為替
この日発表された米雇用統計で2月非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る増加となった一方で平均時給が予想を下回り前月からの伸びが鈍化したことで米利上げスピード加速への警戒感が後退し米株式相場が大幅上昇したことやトランプ大統領が北朝鮮の金委員長との米朝首脳会談に前向きな姿勢を示したことなどから朝鮮半島情勢の緊迫化が和らいだことを受け9日のNY為替市場ではリスク回避の円買いが一服し円安ドル高の流れがやや強まった。ドル円相場は一時一週間ぶりの107円台を付けたあと前日比50銭程円安ドル高の1ドル=106円80銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日発表された米雇用統計で雇用情勢の強さが示された一方で時給の伸びは前月比鈍化した。それを受けインフレ加速への警戒が後退し米利上げスピードが緩やかになるとの見方から投資家心理が改善しリスク選好の動きが強まった。その他にも原油相場が反発したことや朝鮮半島での地政学リスクが後退したことなども株式相場の上昇をサポートした。9日のNY株式市場ではNYダウは前日比440ドル53セント高の25335ドル74セントと大幅に続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は6日続伸し、7560.81(+132.87)と1か月ぶりに過去最高値を更新した。
NY貴金属
金4月限は1324.0ドル(前日比+2.3)。白金4月限は964.2ドル(前日比+11.9)金は3日ぶりに反発した。この日発表した米雇用統計で平均時給の伸びが鈍化したことでFRBが利上げスピードを緩やかにするとの見方から金利の付かない金からの資金流入が細るとの懸念が後退したことを背景に買いが優勢となった。プラチナは株高や金の堅調が支援材料となり3日ぶりに反発した。
NY原油
原油4月限は62.04(前日比+1.92)。NY原油は3日ぶりに大幅反発した。この日発表された米雇用統計で米経済の底堅さが示され今後の原油需要増加を見込んだ買いが膨らんだ。又、株高を受け同じリスク資産の原油への買いが波及し相場を押し上げた。べーカー・ヒューズ社が公表したリグ稼働数が7週ぶりに減少したことも好材料となった。ガソリンとヒーティングオイルは原油高が好感され共に反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は390.50セント(前日比-3.00)。大豆5月限は1039.25(前日比-24.75)大豆は大幅続落し、コーンは反落した。大豆はアルゼンチン産地の降雨観測や大豆ミールなどの大豆製品の下げなどが圧迫材料となった。コーンは小麦、大豆の下落を嫌気した売りと高値警戒からの利益確定売りや週末を控えた持ち高調整売りが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米2月平均時給(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.3%)
22:30米2月非農業部門雇用者数(前月比)31.3万人(予想20.5万人 前回23.9万人)
22:30米2月失業率4.1%(予想4.0% 前回4.1%)

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