朝刊:2018/03/14

ティラーソン国務長官解任のニュースで投資家心理が冷やされNYダウ、ナスダック指数共に反落

NY為替
ロンドン時間では海外市場の流れを引き継ぎ円売りドル買いの流れが継続しドル円は107円台前半で推移していたがNY時間午後にトランプ大統領がティラーソン米国務長官を解任したと発表したことをきっかけにNY株式相場が急落するにつれて米10年債利回りが低下したことを受け円買いドル売りが加速しドル円は106円台半ばへ急落した。13日のNY為替市場ではドル円相場は東京終値より20銭程円高ドル安の1ドル=106円50銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日発表された米2月のCPIが予想通りの結果となったことから利上げスピードは加速しないとの見方から朝方は買いが先行して始まった。しかしながら昼過ぎにトランプ大統領がティラーソン国務長官の解任を発表したことでトランプ政権の外交政策への先行き不透明感が高まったことや安全保障上の懸念を理由にブロードコムによるクアルコム買収を禁止するとトランプ大統領が表明したことで半導体業界の再編期待が後退したことなどで投資家心理が冷やされ金融株やハイテク株などへ利益確定売りが広がりNYダウは一時200ドル以上下落した。13日のNY株式市場ではNYダウは前日比171ドル58セント安の25007ドル03セントと続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も8日ぶりに反落し、7511.01(-77.31)。
NY貴金属
金4月限は1327.1ドル(前日比+6.3)。白金4月限は967.3ドル(前日比+4.4)金は反発した。米2月のCPIが予想通りの結果に収まったことで利上げスピードが加速しないとの見方から米債券利回りが低下しドル安が進んだことを受けドル建ての金の割安感が意識されたことやティラーソン国務長官の解任でトランプ政権の先行き不透明感から安全資産としての金への買いが優勢となった。プラチナはドル安と金の反発が支援材料となり反発した。
NY原油
原油4月限は60.71(前日比-0.65)。NY原油は続落した。EIAが12日に発表した月報でシェール・オイルの増産基調を背景に4月の米産油量の増加が示されたことやOPECが協調減産を緩和するとの観測もあり原油需給の緩みを警戒した売りが膨らんだ。ガソリンは続落し、ヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は391.75セント(前日比+1.00)。大豆5月限は1048.75(前日比+7.75)大豆とコーンは続伸した。大豆は前週末の急落で売り一巡感が強まったことやアルゼンチンの減産懸念などを手掛かりにファンドの買いが入り堅調に推移した。コーンは韓国向けの大口成約が市場に伝わり輸出の拡大を期待した買いが入った。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米2月消費者物価指数(CPI)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.5%)
21:30米2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.3%)

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