朝刊:2018/03/15

米中貿易摩擦に対する警戒やトランプ政権の政策運営の不透明感でNYダウ、ナスダック指数共に続落

NY為替
この日発表された米2月小売売上高が予想に反しマイナスとなったことで米利上げスピードが加速するとの観測が後退したことから債券が買われ米10年債利回りが低下したことを受けドル売りが強まった。又、米中貿易摩擦拡大懸念で米株式相場が大幅続落したこともリスク回避のドル売り円買いに拍車をかけた。14日のNY為替市場ではドル円相場は一時106円台割れ寸前まで下落したあとやや持ち直し前日比30銭程円高ドル安の1ドル=106円30銭前後で取引を終えた。
NYダウ
前日にトランプ政権が中国製品の輸入に対し高い関税を課すことを検討しているとロイター通信が報じた。それに対し中国の反発が必至となることが予想され米中貿易摩擦への警戒が高まったことに加えティラーソン国務長官解任でトランプ大統領が更に保護主義的な政策運営に傾き世界経済に悪い影響を与えるとの懸念が強まった。それを受け14日のNY株式市場ではボーイングやキャタピラーなどの中国関連の銘柄が売られ相場を押し下げたほか長期金利の低下からゴールドマンやJPモルガンなど金融株が軟調となりNYダウは一時300㌦超下落したあと下げ幅を縮小し前日比248ドル91セント安の24758ドル12セントと3日続落して取引を終えた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も続落し、7496.81(-14.20)。
NY貴金属
金4月限は1325.6ドル(前日比-1.5)。白金4月限は961.5ドル(前日比-5.8)金は小幅に反落した。米2月小売売上高が予想を下回り米長期金利が低下したことが下支えとなったもののユーロ安が嫌気された。プラチナはユーロ安と金の軟調が圧迫要因となった。
NY原油
原油4月限は60.96(前日比+0.25)。NY原油は小幅に反発した。14日のOPECが発表した月報で加盟14カ国の2月の産油量が前月比減少したことやEIAが発表した週報で石油製品の需要の強さが示され需給改善期待の買いが入った一方で原油在庫は市場予想を大幅に上回り上値が抑えられた。ガソリンは3日ぶりに反発し、ヒーティングオイルは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は388.75セント(前日比-3.00)。大豆5月限は1032.25(前日比-16.50)大豆とコーンは反落した。大豆は今年の米国大豆の作付面積が過去最高になるとの見通しやアルゼンチンの降雨予測が嫌気された。又、このところの上昇でファンドなどの持ち高が膨らんでいることもありこの日は利益確定売りが優勢となった。コーンはアルゼンチンの降雨予報を手掛かりに高値警戒の売りが膨らんだ。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米2月卸売物価指数(PPI)(前月比)+0.2%(予想+0.1% 前回+0.4%)
21:30米2月消費者物価指数(PPIコア指数)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.4%)
21:30米2月小売売上高(前月比)-0.1%(予想+0.3% 前回-0.1%)
21:30米2月小売売上高(除自動車)+0.2%(予想+0.4% 前回0.1%)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。