朝刊:2018/03/16

良好な経済指標を受け買い戻しが優勢となりNYダウは反発

NY為替
朝方発表した米3月NY連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数などの経済指標が良好な結果となったことから15日のNY為替市場ではドルの買戻しが優勢となった。一方でトランプ政権のロシア疑惑を捜査しているモラー特別検査官がトランプ大統領の投資会社に対しロシア関連の書類を精査するために召喚状を送ったとの報道がきっかけで一時ドル円は105円台に下落する場面もあった。その後NYダウの反発で米長期金利が上昇したことからドルが買い直されドル円は106円台を回復し前日比5銭程円安ドル高の1ドル=106円30銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
トランプ大統領が中国に対し対米貿易黒字の大幅削減を求めるなど米中貿易摩擦への警戒を強める中、この日発表された米経済指標が良好な結果となったことで投資家心理がやや改善し15日のNY株式市場では大幅に3日続落した後ということもあって自立反発狙いの買い戻しが優勢となった。今週下げが目立ったマクドナルドやユナイテッドヘルス、キャタピラーなどが買われ相場の上昇を牽引しNYダウは一時300㌦近く上昇した。しかしながら15日にウォールストリート・ジャーナル紙でトランプ政権が対中貿易で最低300億ドルの輸入関税を検討中と報じられたことを受け米中貿易摩擦への警戒が強まり午後に入りNYダウは伸び悩みとなった。結局NYダウは前日比115ドル54セント高の24873ドル66セントと4日ぶりに反発して取引を終えた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数はアマゾン・ドットコムやフェイスブックなど時価総額の大きい主力株が下落し7481.74(-15.07)と小幅に3日続落した。
NY貴金属
金4月限は1317.8ドル(前日比-7.8)。白金4月限は956.9ドル(前日比-4.6)金は続落した。ドル高ユーロ安や米長期金利の上昇が圧迫材料となった。一方でモラー特別検査官がトランプ・オーガナイゼーション社へ召喚状を送ったと報じられたことや米中貿易摩擦への懸念などが金を下支えし下値は限定的となった。プラチナはドル高ユーロ安が圧迫材料となり金の軟調に上値が抑えられた。
NY原油
原油4月限は61.19(前日比+0.23)。NY原油は小幅に続伸した。IEAの月報で中国やインドの需要の高まりを背景に2018年の世界の原油需要見通しが上方修正されたことを手掛かりに需給改善期待の買いが入った。又、株式相場の反発も原油の買いを誘った。ガソリンは続伸し、ヒーティングオイルは3日続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は386.75セント(前日比-2.00)。大豆5月限は1040.75(前日比+8.50)大豆は反発し、コーンは続落した。大豆は前日急落したことで目先売り一巡感もあり値ごろ感からの買いや大豆圧砕高が好調だったことを好感した買いが入った。コーンは小麦につれ安となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米3月NY連銀製造業景気指数22.5(予想15.0 前回13.1)
21:30米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数22.3(予想23.0 前回25.8)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)22.6万件(予想22.8万件 前回23.1万件)
23:00米3月NAHB住宅市場指数70(予想72 前回71)

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