朝刊:2018/04/05

米中貿易摩擦激化への懸念が和らぎNYダウ、ナスダック指数共に大幅続伸

NY為替
4日に中国政府は大豆、自動車、航空機など合計106品目の米国製輸入品に対し25%の追加関税を賦課すると発表したことから米中貿易摩擦の激化が懸念されリスク回避の円買いドル売りの動きが強まった。しかし、この日ホワイトハウス当局者がトランプ政権は現時点では中国に対する新たな制裁措置を発動する計画はないと発言したと報じられ米中貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぎ朝方急落した米株式相場が反発し、米10年債利回りが上昇に転じたことを受けドルが買い戻されドル円は106円台後半へ上昇した。4日のNY為替市場でのドル円相場は前日終値より20銭ほど円安ドル高の1ドル=106円80銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日中国が大豆、自動車、航空機など米国からの輸入製品106品目に対し25%の追加関税を賦課すると発表した。それを受け米中貿易摩擦が激化するとの懸念が強まり朝方はボーイングなど中国での売上げ比率の高い銘柄中心に売りが広がりNYダウは一時500ドル超下落した。午後に入りトランプ政権は中国に対し新たな制裁措置は検討していないと伝わったことや北米貿易協定(NAFTA)の交渉にも前向きに対応すると報じられたことを受けトランプ政権の保護貿易政策への過度の警戒が和らいだことで買い安心感につながりIT/ハイテク株中心に買い戻され株価は引けにかけて急速に持ち直した。4日のNY株式市場ではNYダウは前日比230ドル94セント高の24264ドル30セントと大幅続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も大幅に続伸し、7042.11(+100.83)。
NY貴金属
金6月限は1340.2ドル(前日比+2.9)。白金7月限は918.1ドル(前日比-13.2)金は反発した。米中貿易戦争激化への懸念からリスク回避の為に安全資産とされる金への買いが先行した。その後朝方に急落した米株式相場が反発に転じたことやドル高で金は伸び悩み上げ幅を縮小した。プラチナは続落した。ドル高やパラジウムの軟調が圧迫要因となった。
NY原油
原油5月限は63.37(前日比-0.14)NY原油は小反落した。米中貿易摩擦への懸念で米株式相場が急落したことを受け同じリスク商品の原油への売りが優勢となった。その後米株式相場が持ち直したことやEIAが発表した米石油週間在庫統計で原油在庫が予想に反し減少したことで買い戻しを誘い下げ幅を縮小した。ガソリンは続伸し、ヒーティングオイルは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は381.00セント(前日比-7.50)。大豆5月限は1015.25(前日比-22.75)大豆とコーンは急落した。4日に中国が米国産大豆、トウモロコシなどへ25%の追加関税を賦課すると発表したことで中国向け輸出の減少が懸念されファンドなどからの持ち高解消売りの動きが強まった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:15米3月ADP雇用統計(前月比)24.1万人(予想20.5万人 前回24.6万人)
23:00米2月製造業新規受注(前月比)+1.2%(予想+1.7% 前回-1.3%)
23:00米3月ISM非製造業景況指数(総合)58.8(予想59.0 前回59.5)

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