朝刊:2018/04/09

米中貿易戦争への警戒が再燃しリスク回避姿勢強まりNYダウ、ナスダック指数共に大幅反落

NY為替
5日にトランプ大統領が中国からの輸入製品に1000億ドルの追加関税の検討を指示すると発表したことに対し中国も6日に対抗措置を講じる姿勢を鮮明にした。トランプ大統領が「貿易戦争は若干市場に痛みを与える」と指摘したことに加えムニューシン米財務長官も「米中貿易戦争になるリスクがある」などと述べたことが報じられ米中貿易戦争への警戒が再燃した。それを受け米株式相場が大幅反落しリスク回避のドル売りが再開した。又、安全資産の債券が買われ米長期債利回りが低下し日米金利差縮小を見込んだ円買いドル売りも入った。6日のNY為替市場でドル円相場は前日終値より40銭程円高ドル安の1ドル=106円90銭台で取引を終えた。
NYダウ
朝方発表した雇用関係の経済指標はまちまちな結果となり市場の反応は限定的だった一方で5日にトランプ大統領が中国製品へ1000億ドルの追加関税の検討を指示したことに対し中国も6日に対抗措置を講じる姿勢を鮮明にしたことから米中貿易戦争への警戒が再燃し投資家のリスク回避姿勢が強まり幅広い銘柄に売りが膨らんだ。中国との貿易比率が高いキャタピラーやボーイング、スリーエムなどの下げが目立ったほか米長期金利の低下で利ザヤ縮小を警戒し金融株が売られ相場を下押した。NYダウ採用銘柄は全銘柄下落し一時下げ幅は760ドル以上拡大した。6日のNY株式市場ではNYダウは前日比572.46ドル46セント安の23932ドル76セントと4日ぶりに大幅反落し、ハイテク銘柄中心のナスダック指数もアマゾンドットコムやアップルなど主力株が売られ、6915.11(-161.44)と大幅反落。
NY貴金属
金6月限は1336.1ドル(前日比+7.6)。白金7月限は917.5ドル(前日比+2.2)金は反発した。米中貿易戦争の再燃が意識され株安進み投資家のリスク回避姿勢が強まり安全資産とされる金が買われた。又、米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回りFRBは利上げスピードを加速しないとの見方から金への資金流入継続を期待した買いを誘った。プラチナも反発した。株安は重石となったもののドル安と金の堅調が支援材料となった。
NY原油
原油5月限は62.06(前日比-1.48)NY原油は大幅に反落した。米中貿易戦争への懸念が再燃し株安進み同じリスク資産とされる原油の売りが優勢となった。米中貿易戦争の広がりが世界経済の減速へ繋がり原油需要が細るとの懸念も相場の重石となった。又、リグの稼働数が前週比11基増加したことも嫌気された。ガソリンとヒーティングオイルも原油安に連動し続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は388.50セント(前日比-1.00)。大豆5月限は1033.75前日比+2.50)大豆は続落し、コーンは反落した。大豆はUSDAが発表した仕向け地不明とメキシコ向け大口輸出成約を好感した買いが入った。コーンは手掛かり難の中、テクニカル面の悪化を意識した売りに押された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米3月非農業部門雇用者数(前月比)10.3万人(予想18.5万人 前回32.6万人)
21:30米3月失業率4.1%(予想4.0% 前回4.1%)
21:30米3月平均時給(前月比)+0.3%(予想+0.3% 前回+0.1%)
26:30米パウエルFRB議長、発言

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