朝刊:2018/04/11

中国の習国家主席の演説を受け米中貿易摩擦の緩和への期待が膨らみNYダウ、ナスダック指数共に大幅続伸

NY為替
中国の習近平国家主席が10日の演説で年内の自動車関税の引き下げや外国資本規制の緩和に言及したことから米中貿易問題解消に前向きな姿勢と捉えられ米中貿易戦争の懸念が後退しリスク選好のドル買いが強まった。又、この日発表した米3月PPIコア指数が事前予想を上回り6年半ぶりの高水準となった事で年内の追加利上げスピードが加速するとの観測から債券が売られ米債利回りが上昇し日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが強まった。10日のNY為替市場でドル円相場は前日終値より40銭程円安ドル高の1ドル=107円20銭前後で取引を終えた。
NYダウ
中国の習国家主席が10日の演説で自動車関税の引き下げや外資に国内市場を開放する方針を示したことで米中貿易摩擦の解消に向けた交渉が進むとの期待が膨らみ中国関連銘柄中心に買われた。中国事業の比率が高いボーイングやキャタピラが買われ2銘柄でNYダウを120ドル近く押し上げた。又、米債利回りの上昇で利ざや拡大を期待し金融株が買われた他原油先物相場の上昇で石油株にも買いが広がった。10日のNY株式市場ではNYダウは前日比428ドル90セント高の24408ドル00セントと大幅続伸し、ハイテク銘柄中心のナスダック指数もアップルやマイクロソフトなど主力株が上昇し、7094.30(+143.96)と大幅続伸。
NY貴金属
金6月限は1345.9ドル(前日比+5.8)。白金7月限は933.1ドル(前日比-6.3)金は3日続伸した。中国の習国家主席の演説を受けリスク回避姿勢が後退したことが重石となったもののユーロ高を好感した買いが下支えとなった。又、ボサート米大統領補佐官の辞任やシリア情勢の緊迫化が金への支援材料となった。プラチナは3日ぶりに反落した。ユーロ高は下支えしたものの前日の大幅高を受け利益確定売りが優勢となった。
NY原油
原油5月限は65.51(前日比+2.09)NY原油は大幅に続伸した。中国の習国家主席の演説を受け米中貿易戦争への懸念が和らぎ米株式相場の大幅続伸で投資家のリスク選好の動きが強まり原油への買いを誘った。その他ではサウジアラビアが10日にOPECが主導する減産を維持する方針を示したことやシリア情勢の緊迫化なども原油相場を押し上げた。ガソリンとヒーティングオイルは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は389.25セント(前日比-1.50)。大豆5月限は1050.00(前日比+3.00)大豆は続伸し、コーンは反落した。大豆はUSDAが発表した需給報告で17/18年度のアルゼンチンの大豆生産量予測が大幅に引き下げられたことや中国とアルゼンチン向けなど複数の大口成約が明らかになったことなどが好感された。コーンはUSDAが発表した需給報告で米国内の需要予測が下方修正され期末在庫率が引き上げられたことが弱材料となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米3月卸売物価指数(PPI)(前月比)+0.3%(予想+0.1% 前回+0.2%)
21:30米3月卸売物価指数(PPIコア指数)+0.3%(予想+0.2% 前回+0.2%)

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