朝刊:2018/04/12

米国のシリアに対する軍事行動を警戒しリスク回避姿勢強まりNYダウ、ナスダック指数共に3日ぶりの反落

NY為替
11日のNY為替市場ではトランプ大統領がツィートで「ロシアよ、準備していろ。ミサイルが飛んでくるぞ」と発信し米国がシリアへの軍事行動を起こす可能性を示唆したことから中東情勢の緊迫化や米ロ関係の悪化を懸念しリスク回避のドル売り、株売り、債券買いが強まり円高ドル安の流れが加速した。一方でこの日公表したFOMC議事録要旨が緩やかな利上げ継続を示唆する内容だったことで一時ドル円が107円台に上昇する場面もあった。ドル円相場は前日終値より40銭程円高ドル安の1ドル=106円80銭前後で取引を終えた。
NYダウ
11日のNY株式相場はこの日トランプ大統領のツィートがシリアへのミサイル攻撃の可能性を示唆しロシアへの批判を強める内容だったことから中東での地政学リスクへの警戒で投資家心理が悪化し売りが優勢となった。リスク回避の動きから安全資産の債券が買われ長期債利回りが低下したことを受け金融株が売られたほか前日に大幅高したボーイングやキャタピラーなど中国関連銘柄が利益確定売りで反落し相場の重石となった。一方で原油相場の上昇でエネルギー関連株の一角が買われ相場を下支えした。NYダウは前日比218ドル55セント安の24189ドル45セントと3日ぶりに反落し、ハイテク銘柄中心のナスダック指数も、7069.03(-25.27)と小幅に反落した。
NY貴金属
金6月限は1360.0ドル(前日比+14.1)。白金7月限は934.3ドル(前日比+1.2)金は4日続伸した。シリア情勢の緊迫化を受け中東での地政学リスクを警戒し安全資産とされる金への買いを集めた。ただ、引け後に公表したFOMC議事録がタカ派的内容だったことで利上げ継続が意識され金からの資金流出懸念で時間外取引は上げ一服となった。プラチナは反発した。ドル安ユーロ高や他の貴金属相場の上昇が支援材料となった。
NY原油
原油5月限は66.82(前日比+1.31)NY原油は大幅に3日続伸した。イエメンがサウジアラビアへ3発のミサイルを発射したと報じられたことや米国のシリアへの軍事行動の可能性の高まりを背景に中東を巡る地政学リスクによりイランなどからの原油の供給が細るとの警戒が強まり原油の買いを誘った。ガソリンとヒーティングオイルは3日続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は387.00セント(前日比-2.25)。大豆5月限は1047.75(前日比-2.25)大豆は反落し、コーンは続落した。大豆は10日の需給報告を受け買い先行で始まるもシリアを巡る米ロ関係の悪化が懸念され利益確定売りが優勢となった。コーンは10日の需給報告で期末在庫が上方修正されたことが引き続き売り材料視されたほか小麦安が嫌気された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米3月消費者物価指数(CPI)(前月比)-0.1%(予想0.0% 前回+0.2%)
21:30米3月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.2%)
27:00米FOMC議事要旨

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