朝刊:2018/04/16

米大手銀の決算発表後に金融株が売られNYダウ、ナスダック指数は共に反落

NY為替
シリア情勢の緊迫化への懸念が和らいだことや株高を背景に東京市場で円安ドル高が進んだ流れを引き継ぎ欧州時間に一時ドル円は一か月半ぶりの高値となる1ドル=107円78銭まで上昇した。NY時間に入り米株式相場が続伸して始まった後反落に転じ下げ幅を拡大すると円売りドル買いが一服しドル円は107円台前半まで軟化した。又、週末を控え来週の日米首脳会談などの需要イベントを見極めたいとの思惑もあり目先円売りに傾いたポジションを買い戻す動きもあった。13日のNY為替市場でドル円相場は前日終値に比べ10銭ほど円安ドル高の1ドル=107円30銭台半ばで取引を終えた。
NYダウ
この日はJPモルガンなど米大手銀行が好決算発表したことを受け朝方は買い先行で始まった。その後材料出尽くしとなりJPモルガンとゴールドマン・サックスが利益確定売りに押され下げに転じたことで金融株全般に売りが波及した。又、13日にロシア政府が米国からの経済制裁に対する報復措置として航空機の機体などに使うチタンの販売制限を検討していると伝わりボーイング株が急落し相場の重石となった。NYダウはボーイングとJPモルガン、ゴールドマン。・サックスの3銘柄だけで100㌦強押下げられた。一方で原油高を受けエネルギー株は堅調だった。13日のNY株式市場ではNYダウは前日比122ドル91セント安の24360ドル14セント反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反落し、7106.65(-33.60)。
NY貴金属
金6月限は1347.9ドル(前日比+6.0)。白金7月限は933.1ドル(前日比-1.7)金は反発した。13日にシリア軍が国内で化学兵器を使用した信頼性の高い証拠を米国務省が入手したことを明らかにしたことや米仏英の3か国が国連安保理でシリアに対する軍事行動の必要性を主張したと報じられたことなどを受けシリア情勢の緊迫化を意識した買いが優勢となった。又、ドル安ユーロ高にも支援された。プラチナは株安が重石となり3日ぶりに反落した。
NY原油
原油5月限は67.39(前日比+0.32)NY原油は小幅に続伸した。IEAが13日に公表した月報でOPEC中心の協調減産効果などにより世界的に原油在庫の縮小傾向が強まっていることが示され原油需給の改善を期待した買いが入り相場を押し上げた。又、シリア情勢の不透明感なども引き続き支援材料となった。一方でこの日ベーカーヒューズ社が発表したリグの稼働数が2週連続の増加となり米シェールオイルの増産を懸念した売りに上値が抑えられた。ガソリンとヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン5月限は386.25セント(前日比-2.50)。大豆5月限は1054.25(前日比-6.50)大豆とコーンは反落した。大豆は前日に大幅上昇した反動もあって利益確定売りや週末の持ち高調整の売りなどに押された格好となった。コーンは材料難の中、小麦や大豆など他の穀物相場の下落に連れ安した。
今日のニュース
主な経済指標結果
23:00米4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値97.8(予想100.5 前回101.4)

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