朝刊:2018/05/01

米大手携帯電話会社2社の経営統合で他の通信株への売りが波及しNYダウは急反落

NY為替
この日発表された米3月のPCE デフレーターなどの米経済指標の発表を受けFRBによる利上げ観測継続が意識され円売りドル買いが強まった。一方で米10年債利回りの低下や米株式相場の軟調でドル円の上値が抑えられた。30日のNY為替市場ではドル円相場は前日とほぼ同水準の1ドル=109円30銭前後で取引を終えた。
NYダウ
マクドナルドが市場予想を上回る好決算を発表したことが好感され朝方は買い先行で始まりNYダウは一時170ドル近く上昇した。その後29日に株式交換を発表した米大手携帯電話会社スプリントとTモバイルが急落したことで投資家心理が冷やされ他の通信株へも売りが波及しNYダウは下げに転じ終盤にかけて下げ幅を拡大した。又、イスラエルのネタニヤフ首相発言を受けイラン核合意を巡る不透明感の高まりが相場の重石となった。30日のNY株式市場ではNYダウは前日比148ドル04セント安の24163ドル15セントと続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は反落し7066.27(-53.53)。
NY貴金属
金6月限は1319.2ドル(前日比-4.2)。白金7月限は904.4ドル(前日比-12.0)。金は反落した。ドルが主要通貨に対し買われドル高となったことが嫌気された。又、南北首脳会談を受け朝鮮半島での地政学的リスクが後退したことも金の売りを誘った。プラチナは反落した。ドル高、株安が圧迫要因となった。
NY原油
原油6月限は68.57(前日比+0.47)。NY原油は反発した。イランのネタニヤフ首相が30日に「イランはひどい嘘をついた。イラン核合意はまやかしの上に成り立っている。」と述べたことが伝わりこの発言を受け5/12までに米国がイラン核合意を破棄しイランへの制裁を再開するとの観測が広がり中東での供給逼迫懸念で買われた。ガソリンは3日続伸し、ヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は400.75セント(前日比+2.25)。大豆7月限は1048.50(前日比-7.75)。大豆は反落し、コーンは続伸した。コーンは米中西部産地の作付けの遅れを見込んだ買いや小麦高を好感した買いが入った。大豆は昨日までの大幅上昇で利益確定売りが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米3月個人所得(前月比)+0.3%(予想+0.4% 前回+0.3%)
21:30米3月PCEデフレーター(前年比)+2.0%(予想+2.0% 前回+1.7%)
22:45米シカゴ購買部協会景気指数57.6(予想58.0 前回57.4)

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