朝刊:2018/05/07

FRBが利上げを急がないとの観測やアップルの大幅高を受けNYダウ、ナスダック指数共に大幅上昇

NY為替
この日発表された4月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比+16.4万人と市場予想(+19万人)を下回ったことや平均時給が前月比+0.1%と前月から伸び悩んだことを受けFRBが利上げを急がないとの観測が広がり米10年債利回りの低下を受けドルが売られドル円は一時108円65銭へ軟化した。その後米株式相場の大幅上昇からドルが買い戻されドル円は109円台を回復した。又、低調なユーロ圏の経済指標が相次いだことでドルがユーロに対し買われドル高ユーロ安が進んだことから対円でもドル買いが優勢となった。4日のNY為替市場ではドル円相場は前日比10銭ほど円高ドル安の1ドル=109円10銭前後で取引を終えた。
NYダウ
4日のNY株式市場では米国と中国の貿易摩擦を巡る交渉が長期化するとの見方から朝方は売り先行で始まった。その後この日発表された4月の米雇用統計で非農業者部門雇用者数と平均時給の伸びが前月に比べ伸び悩んだことを受けFRBが利上げを急がないとの見方が広がったことやアップルが大幅高し上場来高値を更新したことなどで投資家心理が改善しIT/ハイテク株中心に幅広く買われNYダウは反発に転じ上げ幅を拡大した。NYダウは前日比332ドル36セント高の24262ドル51セントと大幅に続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数はアップルなど主力ハイテク株の上昇で7209.62(+121.47)と3日ぶりの大幅反発。
NY貴金属
金6月限は1314.7ドル(前日比+2.0)。白金7月限は910.30ドル(前日比+6.3)。金は小幅に続伸した。米4月の雇用統計を受けFRBが利上げを急がないとの見方から金利の付かない金からの資金流出懸念が和らいだことを手掛かりに買われた。一方でドル高や株高は重石となった。プラチナは続伸した。金の堅調が好感されたほか株高が支援材料とされた。
NY原油
原油6月限は69.72(前日比+1.29)。NY原油は3日続伸した。トランプ大統領がイラン核合意を破棄するかどうかの判断を下す期限が12日に迫る中、3日にイラン政府高官が「米国が求める合意見直しに応じない」と発言したと報じられたことを受けイランを巡る中東での地政学的リスクを意識した買いが継続し一時69.97㌦まで上昇し3年5か月ぶりの高値を付ける場面もあった。他に米株高を背景に同じリスク商品の原油へも買いが波及したとの見方もあった。一方でベーカーヒューズ社が発表したリグ稼働数が前週比9基増え5週連続で増加したことで米国内でのシェールオイル増産による需給の緩みを警戒した売りで上値が抑えられた。原油高を受けガソリンは続伸し、ヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は406.25セント(前日比-1.75)。大豆7月限は1036.75(前日比-16.50)。大豆とコーンは反落した。大豆は4日まで開かれていた米中貿易摩擦を巡る米中間の交渉が「比較的大きな隔たりを残したままで終了した」と新華社通信が報じた。それを受け中国の米国産大豆の輸入制限が回避されるとの楽観的な見方が後退し失望売りを浴びる格好となった。コーンはこのところの相場上昇で高値警戒感もありテクニカル要因による売りや大豆と小麦安に連動した売りなどに圧迫された。
今日のニュース
主な経済指標結果
米4月非農業部門雇用者数(前月比)+16.4万人(予想+19.2万人 前回+13.5万人)
米4月失業率3.9%(予想4.0% 前回4.1%)
米4月平均時給(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.2%)

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