朝刊:2018/05/09

イラン核合意を巡り神経質な展開となりNYダウは下に行って来いのかたち

NY為替
NY時間午後にトランプ大統領がイラン核合意からの離脱を正式に発表したことを受け発表直後にリスク回避のドル売りが強まりドル円は一時108円85銭まで軟化したものの米国のイラン核合意からの離脱は既に織り込み済みとの見方からドル売りの流れは一時的となった。その後米株式が急落後値を戻したことや米10年債利回りの上昇でドルが買い戻されドル円は109円台前半へ値を戻した。8日のNY為替市場ではドル円相場は前日比5銭ほど円安ドル高の1ドル=109円10銭台で取引を終えた。
NYダウ
8日のNY株式市場では朝方は売り先行で始まった後米国のイラン核合意をめぐる思惑でNYダウは神経質な動きで推移した。午後に入りトランプ大統領がイラン核合意からの離脱を正式に発表した直後にリスク回避の動きが強まりNYダウは一時150㌦超下落した。一方で米国のイラン核合意からの離脱は発表前から報道で伝わっていたことやイランへの制裁発動には90日または180日の猶予が与えられていることから今後の経済制裁の内容や欧州各国の反応を見極めたいとのことから引けにかけて買戻しが優勢となりNYダウは急速に値を戻した。米国による制裁でイランからの原油輸出が減るとの思惑でシェブロンなどの石油株が買われた他物言う株主と知られるユーベン氏率いる投資会社がシティグループ株を取得していたとの報道でシティ株やJPモルガン・チェースなどの金融株が買われ相場の戻りを後押しした。NYダウは下に行って来いのかたちとなり前日比2ドル89セント高の24360ドル21セントと小幅に4日続伸して取引を終えた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も小幅続伸し7266.90(+1.69)。
NY貴金属
金6月限は1313.7ドル(前日比-0.4)。白金7月限は912.1ドル(前日比-1.2)。金は小幅に続落した。イタリアの政局不安でドル高ユーロ安が進んだことが圧迫材料となった一方で米国のイラン核合意からの離脱による中東情勢の不透明感の高まりが金を下支えし下げ幅は限定的となった。プラチナは4日ぶりに反落した。イタリアの政局不安などでドル高ユーロ安となったことが圧迫要因となった。
NY原油
原油6月限は69.06(前日比-1.67)。NY原油は大幅に反落した。この日トランプ大統領が米国のイラン核合意からの離脱と経済制裁の再開を正式に表明したが市場では既に織り込み済みとの見方が広がり発表直後は一時的に買われる場面があったもののその後は利益確定売りに押され節目の70ドルを割り込んだ。又、EIAが8日に公表した生産見通しで19年の米原油生産の予想を引き上げたことで中長期的な需給の緩みを警戒した売りも出た。ガソリンとヒーティングオイルは原油安が嫌気され反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は403.25セント(前日比+2.50)。大豆7月限は1020.25(前日比+8.75)。大豆とコーンは反発した。大豆はブラジル産地での乾燥天候を懸念した買いや急落後の自立反発狙いの買いが優勢となった。コーンは前日の取引終了後にUSDAが発表した週間の作付け状況でミネソタなど一部地域の遅れが目立ったことを手掛かりにした買いや2日続落後の自立反発狙いの買いや持ち高修正の買いが優勢となった。
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