朝刊:2018/05/11

米4月CPIの発表を受け利上げスピードが加速しないとの見方から買い安心感広がりNYダウは6日続伸

NY為替
この日発表された米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで米追加利上げが加速するとの見方が後退したことや米30年債入札が好調だったことなどで債券が買われ米長期債利回りが低下したことを受けドル売りが強まり一時ドル円は109円30銭台前半へ軟化した。又、ユーロがドルに対し買われユーロドルの下げが一服し1.19ドル台を回復した。10日のNY為替市場ではドル円相場は前日終値より30銭ほど円高ドル安の1ドル=109円40銭前後で取引を終えた。
NYダウ
この日発表された米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けFRBが利上げスピードを加速しないとの観測で株式市場では買い安心感が広がった。10日のNY株式市場では原油高を背景にエクソンモービルやシェブロンなどエネルギー株が引き続き買われた他銀行や素材株などにも買いが広がった。IT/ハイテク株も堅調に推移しNYダウは前日比196ドル99セント高の24739ドル53セントと大幅に6日続伸して取引を終えた。NYダウ採用銘柄ではナイキだけが下落したほかは残りの29銘柄が上昇した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も5日続伸し7404.98(+65.07)。
NY貴金属
金6月限は1322.3ドル(前日比+9.3)。白金7月限は925.1ドル(前日比+8.5)。金は4日ぶりに反発した。米長期債利回りの低下で金利の付かない金からの資金流出懸念が和らいだことやドル安が支援材料なった。又、イラン軍とイスラエル軍の軍事衝突で中東情勢の緊迫化が懸念されたことも安全資産とされる金のプラス材料となった。プラチナは続伸した。米長期金利の低下によるドル安と株高が好感された。
NY原油
原油6月限は71.36(前日比+0.22)。NY原油は小幅に続伸した。前日急騰した反動で利益確定売りが先行して始まったが8日米国がイランへの経済制裁を再開するのに半年間の猶予を設定した一方で猶予期間中に石油企業にイランとの段階的な取引解消を求めたことや10日にOPECの複数の関係者が「イランの供給減によって原油価格が急騰するのを避ける為に産油量を増やすことは急いで決断しない」と述べたことが伝わりそれを受け需給の引き締まりを意識した買いが入り小幅高に転じた。ガソリンとヒーティングオイルも続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は402.00セント(前日比-0.75)。大豆7月限は1021.25(前日比+5.50)。大豆は反発し、コーンは小幅に続落した。大豆は10日に発表したUSDAの需給報告で大豆の期末在庫が減少するとの観測を手掛かりに買われた。コーンは週間の輸出成約高が低調だったことが嫌気されたことや小麦の下落が圧迫要因となった。ただ、10日の需給報告で期末在庫の大幅減少見通しが示されコーンを下支えし下げ幅は限定的となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米4月消費者物価指数(CPI)+0.2%(前月比)(予想+0.3% 前回-0.1%)
21:30米4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.2%)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)21.1万件(予想21.9万件 前回21.1万件)

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