朝刊:2018/05/15

米中貿易摩擦の懸念の後退が安心感に繋がりNYダウは8日続伸

NY為替
この日は目立った経済指標の発表も無い中、朝方はドル売りがやや優勢で始まったが先週末にトランプ大統領が中国の通信機器大手ZTEについて「速やかに事業に戻る方策を同社に示す為に習主席と協議している」とツィートしたことで米中貿易摩擦への懸念が後退し市場に安心感を与えたことから米株式相場が上昇したことを受けドルが買い戻され円安ドル高が進んだ。又、米10年債利回りが上昇し再び3%台に乗せたこともドル買いをサポートした。14日のNY為替市場ではドル円相場は前週末比30銭ほど円安ドル高の1ドル=109円60銭台前半で取引を終えた。
NYダウ
13日のトランプ大統領のツィッターへの投稿を受け米中貿易摩擦解消に向けた交渉が進展するとの期待が安心感に繋がりNYダウは買い先行で始まり一時163ドル高まで上昇した。午後に入ってからは前日までにNYダウが7日連騰したこともあって利益確定売りに押されNYダウは伸び悩み上げ幅を縮小した。ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルス、ウォルマートやファイザーなどが上昇したほか原油高でダウ・デュポン、エクソンモービルなども堅調となった。14日のNY株式市場ではNYダウは前日比68ドル24セント高の24899ドル41セントと8日続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は小反発し、7411.32(+8.43)。
NY貴金属
金6月限は1318.2ドル(前日比-2.5)。白金7月限は914.9ドル(前日比-11.0)。金は続落した。米中通商協議に対する楽観的な見方からドル高が進んだことが圧迫要因となったことに加え米債利回りの上昇で金利の付かない金への売りが優勢となった。プラチナは4日ぶりに反落した。株高は支援材料となったもののドル高に圧迫された。又、3日続伸した後で目先利益確定売りが出易い環境だった。
NY原油
原油6月限は70.96(前日比+0.26)。NY原油は小反発した。14日に米国が大使館をエルサレムに移転したことに対するパレスチナによる抗議活動の激化などで対イスラエル情勢が緊迫化し中東からの原油の供給不安が高まるとの観測を背景にした買いが優勢となった。又、14日にOPECが発表した月報で2018年の石油需要見通しが上方修正されたことも買い材料視された。ガソリンとヒーティングオイルも反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は396.50セント(前日比変わらず)。大豆7月限は1017.75(前日比+14.50)。大豆は反発し、コーンは前日比横ばい。大豆は13日のトランプ大統領のツィッターへの投稿を受け米中貿易摩擦への懸念が和らいだことから中国向け輸出の回復期待を背景に買戻しが優勢となった。又、USDAの週間輸出検査量が市場予想を上回ったことも好感された。コーンは手掛かり材料に乏しく狭いレンジ内でのもみ合いとなった。
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