朝刊:2018/05/18

米長期金利の上昇を背景に株価の割高感が意識されNYダウは9日ぶりの大幅反落

NY為替
この日発表された米5月NY連銀製造業景況指数などの経済指標が強めの数値となり米経済の底堅さが示されたことから米10年債利回りが上昇し2011年以来の高水準となったことを受けドルが買われ円安ドル高が進んだ。ドル円は一時110円40銭台半ばまで強含んだ。午後に入って北朝鮮が16日に予定していた韓国との閣僚級会談の参加を見送ると伝わったものの市場の反応は限定的だった。15日のNY為替市場ではドル円相場は前日比70銭ほど円安ドル高の1ドル=110円30銭台前半で取引を終えた。
NYダウ
米長期金利の上昇で株価の割高感が意識されたことやNYダウが昨日まで8連騰したことなどから目先高値警戒感もあり利益確定売りが優勢となった。決算が振るわなかった ホーム・デポが売られたほか金利上昇で公益事業やREITなどの高配当利回りで買われる銘柄の下げも目立った。又、ドル高で半導体関連などの海外事業比率の高い銘柄にも売りが波及しNYダウは一時270㌦下落した。15日のNY株式市場ではNYダウは前日比193ドル00セント安の23706ドル41セントと9日ぶりに大幅反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反落し、7351.63(-59.69)。
NY貴金属
金6月限は1290.3ドル(前日比-27.9)。白金7月限は897.2ドル(前日比-17.7)。金は大幅に3日続落した。米長期金利の上昇を背景にドル高が進んだことが圧迫要因となった。節目の1300ドルを割り込んだことでテクニカルの悪化を嫌気した売りが加速し下げ幅を拡大、約5ヶ月半ぶりの安値を付けた。プラチナも続落した。ドル高ユーロ安や株安を受け売りが優勢となった。
NY原油
原油6月限は71.31(前日比+0.35)。NY原油は続伸した。ドル高が重石となったことや米株安を受け同じリスク資産の原油にも売りが波及し一時下げに転じる場面もあったがベネズエラの原油生産量が減少傾向にあることやイランやイスラエルを巡る中東での地政学的リスクを背景に押し目買い意欲が根強く下げ渋りとなり小幅高に転じた。ガソリンは続伸し、ヒーティングオイルは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は402.25セント(前日比+5.75)。大豆7月限は1018.75(前日比+1.00)。コーンは反発し、大豆は小幅に続伸。コーンはブラジル産地の乾燥天候によるイールド低下を懸念した買いや米中西部の降雨予報で作付けの遅れを見込んだ買いが優勢となった。大豆はコーンや小麦などの他の穀物相場の上昇に後押しされた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米4月小売売上高(前月比)+0.3%(予想+0.3% 前回+0.8%)
21:30米4月小売売上高(除自動車)(前月比)+0.3%(予想+0.5% 前回+0.4%)
21:30米5月NY連銀製造業景気指数20.1(予想15.0 前回15.8)
23:00米5月NAHB住宅市場指数70(予想69 前回68)

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