朝刊:2018/05/22

米中貿易摩擦への懸念が後退し投資家に安心感が広がりNY株式相場は全面高商状

NY為替
欧州時間では米中貿易摩擦への懸念の後退や米長期金利の上昇を受けドル買いが優勢となったがNY時間では米10年債利回りの上昇や米株式相場の堅調推移など特段ドル売り材料は見当たらなかったもののドルは先週までの上げで過熱感が意識され利益確定や持ち高調整のドル売りが優勢となりドル円は伸び悩みとなった。ユーロは対ドルで6日ぶりに反発した。21日のNY為替市場でのドル円相場は東京終値より30銭ほど円高ドル安の1ドル=111円ちょうど近辺で取引を終えた。
NYダウ
先週末に開かれた第2回米中通商協議で中国が米国製品の輸入を増やすことで合意し、米中双方が追加関税の実施の先送りを決めた。これを受け米中貿易摩擦への懸念が後退し投資家に安心感が広がり中国関連の産業株やIT/ハイテク株など幅広い銘柄中心に買われNYダウは一時300ドル超上昇した。21日のNY株式市場は全面高商状となりNYダウは前日比298ドル20セント高の25013ドル29セントと2ヶ月ぶりに25000ドル台を回復した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は反発し、7394.04(+39.70)。
NY貴金属
金6月限は1290.9ドル(前日比-0.4)。白金7月限は899.8ドル(前日比+13.3)。金は小反落した。米中貿易摩擦の懸念の後退で安全資産とされる金への売りが優勢となった一方でドル高ユーロ安が一服したことで買い戻しを誘い下げ渋った。プラチナは反発した。ドル高ユーロ安が一服したことや米株高が支援材料となった。
NY原油
原油6月限は72.24(前日比+0.96)。NY原油は反発した。米中貿易摩擦への懸念の後退で夏のドライブシーズンに向け需要増加を期待した買いが入ったことやベネズエラの大統領選で反米派のマドゥロ大統領が再選されたことからトランプ大統領がベネズエラに対し新たな制裁を課すことを発表したことを受けベネズエラの原油供給が減るとの思惑で買われた。又、ドル高一服や米株式相場の堅調が好感された。ガソリンとヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は402.75セント(前日比+0.25)。大豆7月限は1055.25(前日比+26.75)。大豆とコーンは続伸した。大豆は米中双方が追加関税の実施の先送りを決めたことや21日にトランプ大統領が「中国が大量の農産物の購入に同意した」とツイッターに投稿したことなどを背景に米国産大豆の中国向け輸出の回復期待で買いが加速した。コーンは大豆の急騰は好感されたもののコーンベルトでの作付け進展見通しや小麦安に圧迫された。
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