朝刊:2018/05/28

原油の急落や北朝鮮情勢、欧州政治不安などが圧迫要因となりNYダウは続落

NY為替
25日のNY為替市場ではトランプ大統領が米朝首脳会談中止を発表したのに対しこの日北朝鮮が「問題を解決するためにいつでも向き合って対話する用意がある」と述べたことやトランプ大統領も予定通り6/12の開催に向けて協議を継続する意思を示したことから北朝鮮を巡る地政学的リスクが後退し投資家心理が改善したことからリスク回避の円買いドル売りが一服した。一方で米長期金利の低下を受け円の下値が堅くドル円の上値が抑えられた。ドル円相場は前日比10銭ほど円安ドル高の1ドル=109円40銭前後で取引を終えた。又、イタリアに続きスペインの政治不安の高まりでユーロ売りが強まりドル高ユーロ安となった。
NYダウ
25日のNY株式市場では原油安を背景にシェブロンやエクソンモービルなど石油株が売られ、2銘柄でダウを40ドルほど押下げた。その他に米長期金利低下による利ザヤ縮小への警戒で金融株も総じて安かった。NYダウは一時120㌦ほど下げ幅を拡大する場面もあった。又、朝鮮半島情勢の不透明感や欧州政治不安も相場の重石となった。NYダウは前日比58ドル67セント安の24753ドル09セントと続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は反発し、7433.86(+9.43)。
NY貴金属
金6月限は1303.7ドル(前日比-0.7)。白金7月限は901.3ドル(前日比-11.3)。金は小反落した。米国の米朝首脳会談中止の発表に対し北朝鮮が引き続き対話継続の意思を示したことから北朝鮮を巡る地政学的リスクがやや後退したことを受け3連休前の持ち高調整売りや利益確定売りが優勢となった。プラチナは反落した。ユーロ安や原油安に圧迫された。
NY原油
原油7月限は67.88(前日比-2.83)。NY原油は大幅に続落した。ロシアのエネルギー相が「協調減産を徐々に緩める時期が近づいている」と述べたことなどで6月のOPEC総会で協調減産の規模の縮小が決まるとの観測が広がり売りが加速した。又、この日ベイカー・ヒューズ社が発表したリグ稼働数が前週比大幅に増加したことで米国内での増産基調を懸念した売りを誘った。原油の急落でガソリンとヒーティングオイルは大幅安。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は406.00セント(前日比+1.75)。大豆7月限は1041.50(前日比+5.75)。大豆とコーンは反発した。大豆はUSDAが発表した大口の中国向け輸出成約やアルゼンチンが干ばつの影響で今年の大豆の生産高見通しを下方修正したことが好感された。コーンは材料不足の中、大豆とコーンの上昇に押し上げられた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米4月耐久財受注(前月比)-1.7%(予想-1.3% 前回+2.7%)
22:20パウエル米FRB議長、発言
23:00米5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値98.0(予想98.8 前回98.8)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。