朝刊:2018/05/31

イタリアの政局不安への懸念が後退しNYダウは大幅反発

NY為替
イタリアのマッタレッラ大統領が7月再選挙実施の観測を否定する考えを示したことでイタリアの政局への不安がやや後退したことで安全資産として買われた米国債が売られ米債券利回りが上昇したことから円買いドル売りが巻き戻されドル円は一時109円台を付けた。ユーロも買い戻され円やドルに対し上昇した。30日のNY為替市場では前日比20銭ほど円安ドル高の1ドル=108円90銭前後で取引を終えた。
NYダウ
イタリアの政局不安への懸念がやや後退し投資家のリスク回避姿勢が和らいだことから30日のNY株式市場では前日に大きく売り込まれた金融株中心に買い戻しが優勢となった。原油相場の反発でエネルギー株が買われたことも相場上昇を後押しした。ダウ採用銘柄ではウォルマートやナイキ、ダウ・デュポンなどの上昇が目立った。NYダウは前日比306ドル33セント高の24667ドル78セントと4日ぶりに大幅反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は反発し、7462.45(+65.86)。
NY貴金属
金8月限は1306.5ドル(前日比+2.4)。白金7月限は908.5ドル(前日比+2.6)。金は反発した。イタリアの政局不安への懸念がやや後退しユーロがドルや円に対し反発しドル安ユーロ高となったことが支援材料となった。プラチナは続伸した。株高、ユーロ高を好感した買いが下支えし堅調な動きとなった。
NY原油
原油7月限は68.21(前日比+1.48)。NY原油は大幅に反発した。関係筋の話としてOPECやロシアなど非OPECが年末まで協調減産を継続すると伝わったことで原油需給の緩みに対する警戒感が和らぎ買戻しを誘った。又、これから米国のドライブシーズンの本格化で原油や原油製品の需要の拡大が期待されることや今週の米週間石油在庫統計で原油在庫の減少が予想されたことも支援材料視された。原油高を受けガソリンとヒーティングオイルは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は393.50セント(前日比-6.50)。大豆7月限は1023.00(前日比-7.50)。大豆とコーンは続落した。大豆は米中貿易摩擦への懸念も残っていることに加え前日にUSDAが発表した週間作柄報告で作付けや作柄が予想を上回る良好な内容となったことが嫌気され売りが優勢となった。コーンはUSDAの作柄報告で順調な作付け進展と良好な作柄が確認されたことを手掛かりに売られた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:15米5月ADP雇用統計(前月比)17.8万件(予想19.0万件 前回16.3万件)
21:30米1-3月期GDP、改定値(前期比年率)+2.2%(予想+2.3% 前回+2.3%)
27:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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