朝刊:2018/06/04

強気な米経済指標が好感されNYダウ、ナスダック指数が大幅反発

NY為替
この日発表された米5月雇用統計やIMS製造業景況指数などの米経済指標が強気な内容だったことから良好な米景気の継続が示され年4回利上げの可能性の高まりから債券が売られ米長期金利が上昇し米株高となったことで主要通貨に対しドル買いが強まった。又、イタリアの政局不安が後退したこともリスク回避目的で買われやすい円の売りを促した。一方でトランプ政権の保護貿易政策に対する警戒がドルの上値を抑えた。1日のNY為替市場ではドル円相場は前日比70銭ほど円安ドル高水準の1ドル=109円半ばで取引を終えた。
NYダウ
この日発表された米5月雇用統計やISM製造業景気指数などが予想を上回る強い内容だったことを好感し1日のNY株式市場では好調な米経済を背景に買い安心感が広がった。イタリアの政局不安の後退で欧州株が軒並み上昇したことも米株式相場の上昇を後押しした。米長期債利回りの上昇で利ザヤ縮小への懸念が後退しゴールドマンサックスやJPモルガン・チェースなど金融株が買われたほかアップルやマイクロソフトなど主力ハイテク株も堅調に推移し相場を押し上げた。NYダウは前日比219ドル37セント高の24635ドル21セントと大幅に反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も大幅に反発し、7554.33(+112.22)。
NY貴金属
金8月限は1299.3ドル(前日比-5.4)。白金7月限は906.7ドル(前日比-3.4)。金は反落した。この日発表された米経済指標が強気の内容だったことからドル高が進んだことでドル建ての金の割高感を意識した売りが優勢となった。又、米長期金利の上昇で金利の付かない金からの資金流出を懸念した売りを誘った。プラチナは4日ぶりに反落した。金の軟調やドル高ユーロ安が圧迫要因となった。
NY原油
原油7月限は65.81(前日比-1.23)。NY原油は続落した。1日にベーカーヒューズ社が公表したリグ稼働数が前週比2基増加し米国内の増産拡大による需給の緩みが警戒されたことやOPECやロシアなどの協調減産縮小への懸念が引き続き相場の重石となった。又、米国内でパイプラインが不足し輸送が停滞していることやドル高が圧迫材料となった。原油安を受けガソリンとヒーティングオイルも続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は391.50セント(前日比-2.50)。大豆7月限は1021.25(前日比+2.75)。大豆は反発し、コーンは反落した。大豆は米中貿易摩擦への懸念が根強い中、強気の輸出成約高や中国の米国産大豆の購入が伝えられたことなどが好感された。コーンは米中西部産地では来週降雨が予想され作柄が進むとの見通しや小麦安を手掛かりした売りが出た。又、ファンド筋が買い持ちを解消するとの思惑から売りを誘った。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米5月非農業部門雇用者数(前月比)22.3万人(予想19.0万人 前回16.4万人)
21:30米5月失業率3.8%(予想3.9% 前回3.9%)
21:30米5月平均時給(前月比)+0.3%(予想+0.2% 前回+0.1%)
23:00米5月ISM製造業景況指数58.7(予想58.2 前回57.3)

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