朝刊:2018/06/06

金融株が軟調な一方でハイテク株買いが継続しナスダック指数が連日の過去最高値更新

NY為替
この日発表された米5月のISM非製造業景況指数が予想を上回ったことから米長期金利の先高期待でドルが買われドル円は一時109円90銭前後まで上昇したあと米10年債利回りの低下やNYダウの下落を受けドルが売り直されドル円は109円台半ばまで軟化した。その後米10年債利回りの低下が一服しNYダウも下げ幅を縮小したことでドル買いを誘いドル円は109円台後半へ値を戻した。又、関係者の話としてECB が次回定例理事会で量的緩和(QE)終了を議論するとのブルームバーグの報道を受け主要通貨に対しユーロが買い戻されドル安ユーロ高となった。5日のNY為替市場でのドル円相場は前日終値と同水準の1ドル=109円80銭前後で取引を終えた。
NYダウ
5日のNY株式市場ではイタリアのコンテ新首相が所信表明の演説で減税や社会福祉の拡充など歳出拡大による景気刺激策の実施を表明したことでイタリア国債が売られ安全資産とされる米国債が買われたことから米長期金利が低下したことを受けJPモルガンチェースなど大手金融株が売られ相場の重石となった。又、トランプ政権の保護主義的な貿易政策で貿易摩擦が激化することへの懸念から資本財や消費財関連などへ売りが膨らみNYダウは一時100ドル以上下落した。一方でアマゾンやアップルなどのハイテクセクターには買いが継続し相場を下支えしNYダウは下に往って来いとなった。NYダウは前日比13ドル71セント安の24799ドル98セントと小反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は続伸し、7637.86(+31.40)と連日の過去最高値更新となった。
NY貴金属
金8月限は1302.2ドル(前日比+4.9)。白金7月限は901.3ドル(前日比-2.2)。金は4日ぶりに反発した。次回のECB理事会でQE終了を議論するとの報道を受けユーロが買い戻されドル安ユーロ高が進んだことや米長期金利の上昇一服が支援材料となった。又、米国の保護主義的な貿易政策に対する懸念も金を下支えした。プラチナは続落した。
NY原油
原油7月限は65.52(前日比+0.77)。NY原油は4日ぶりに反発した。米国がサウジアラビアなど複数のOPEC加盟国に増産を依頼したとの報道で朝方は売り先行で始まったものの売り一巡後は為替のドル安ユーロ高を受けドル建てで取引される原油の割安感が台頭し買戻しが優勢となった。又、このところの続落で値ごろ感から自立反発狙いの買いも入った。ガソリンとヒーティングオイルは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は383.75セント(前日比+3.00)。大豆7月限は1001.25(前日比-0.50)。大豆は小幅に続落し、コーンは反発した。大豆は手掛かり材料難の中、米中貿易摩擦への懸念や順調な生育が圧迫要因となった。コーンは続落後の修正高狙いの買いや小麦高に追随した買いが入った。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:45米5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)56.8(予想55.7 前回55.7)
22:45米5月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)56.6(予想- 前回55.7)
23:00米5月ISM非製造業景況指数(総合)58.6(予想57.6 前回56.8)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。