朝刊:2018/06/14

FOMCのタカ派的な金利見通しに対する警戒や米中貿易戦争激化への懸念からNYダウは続落

NY為替
午後にFOMCの結果が発表され大方の予想通り0.25%の利上げを決定した。利上げ自体は市場では織り込み済みだったもののFOMCメンバーの金利見通しが従来は年3回との見方だったのが4回に上方修正されたことがサプライズとなりドル買いが加速しドル円は一時110円80銭台へ上昇した。その後15日に猶予期限を迎える中国への関税措置について「米国は中国に対する輸入関税を早ければ金曜日にも公表する」とのWSJ紙が報じたことを受けドル売りが強まりドル円は110円20銭台へ急反落した。その流れを受けユーロドルも1.1726ドルまで急落後1.1801ドルへ反発した。13日のNY為替市場ではドル円相場は前日東京終値より30銭前後円高ドル安水準の1ドル=110円30銭台半ばで取引を終えた。
NYダウ
FOMCの結果発表を控え朝方NYダウは小動きで推移していたが午後にFOMCの結果が発表されFOMCメンバーの金利見通しがタカ派的だったことや米国が中国に対する輸入関税を早ければ金曜日にも公表するとのWSJ紙の報道で米中貿易戦争激化への懸念の高まりなどを受け投資家心理が悪化し売りが優勢となりNYダウは取引終盤に下げ幅を拡大した。13日のNY株式市場ではNYダウは前日比119ドル53セント安の25201ドル20セントと続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は7695.70(-8.10)と小反落した。
NY貴金属
金8月限は1301.3ドル(前日比+1.9)。白金7月限は902.5ドル(前日比+1.0)。金は反発した。FOMC結果発表後のドル高ユーロ安で売りが優勢となったもののその後猶予期限切れとなる中国への関税措置の実施が公表されるとの報道が流れドル安ユーロ高が進んだことから押し目買いが入り反発に転じた。プラチナはユーロ高に支援され小反発した。
NY原油
原油7月限は66.64(前日比+0.28)。NY原油は小幅に続伸した。この日EIAが公表した週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想に反し大幅に減少したことが好感された。一方で来週末のOPEC総会で減産規模の縮小や増産が議論されることへの警戒も根強く上値は限定的だった。又、EIAの在庫統計の発表を手掛かりにガソリンとヒーティングオイルは上昇した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は376.00セント(前日比-1.50)。大豆7月限は936.00(前日比-18.00)。大豆は急反落し、コーンは反落した。大豆はWSJ紙の報道を受け米中貿易戦争激化への懸念が再燃し売りが加速した。コーンは大豆や小麦の急落に追随した売りに下押された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)+3.1%(予想+2.8% 前回+2.6%)
21:30米5月卸売物価指数(PPI・コア)(前年同月比)+2.4%(予想+2.3% 前回+2.3%)
27:30米FOMC(2日目)、パウエルFRB議長定例記者会見

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