朝刊:2018/06/15

ECB理事会の表明を受け金融株売られNYダウは3日続落

NY為替
明日米国が発表する予定の中国からの輸入品への追加関税の対象品目や金額が当初発表されていた規模を下回るとの報道で、安心感が広がりドルを買う動きが強まりドル円は110円60銭台後半へ上昇した。この日発表された米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことや米5月小売売上高が予想を上回る強い内容となったこともドル買いを促した。又、注目されたECB理事会では資産購入プログラムの年内終了が決定された一方で2019年の夏まで政策金利は据え置くことを表明したことからユーロが売られ主要通貨に対しユーロ安が進んだこともドル高を支援した。14日のNY為替市場ではドル円相場は前日東京終値より60銭ほど円高ドル安水準の1ドル=110円60銭台前半で取引を終えた。
NYダウ
14日のNY株式市場ではNYダウは前日比25ドル89セント安の25175ドル31セントと3日続落した。一方でハイテク銘柄中心のナスダック指数は反発し、7761.04(+65.34)。注目されたECB理事会では資産購入プログラムの年内終了が決定されたものの政策金利は2019年の夏まで据え置くことを表明したことで欧州債が買われ欧州債利回りが低下した。それにつれて米債券利回りも低下したことから利ざや縮小懸念でJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどの金融株が売られたほか米中貿易戦争激化への警戒でキャタピラーやボーイングなど中国関連株が下落し相場を押し下げた。一方で12日にAT&Tとタイムワーナーの事業統合を米連邦地裁が認めたことをきっかけに業界再編への期待から通信やメディア関連の銘柄が上昇し相場の下支えとなった。
NY貴金属
金8月限は1308.3ドル(前日比+7.0)。白金7月限は910.9ドル(前日比+8.4)。金は反発した。ECB理事会の表明を受け欧州債利回りが低下したことにつれて米債利回りも低下したことから低金利で買われやすい金への資金流入期待で買われた。プラチナは続伸した。
NY原油
原油7月限は66.89(前日比+0.25)。NY原油は小幅に4日続伸した。昨日発表された米週間石油在庫統計での原油在庫の減少を手掛かりにした買いが継続したことや好調な米経済指標を受け景気拡大による需要拡大期待で買われた。一方でドル高は重石となった。又、ブレントオイルとの価格差調整の買いも入ったとの見方もあった。ガソリンとヒーティングオイルは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は363.00セント(前日比-13.00)。大豆7月限は927.25(前日比-8.75)。大豆とコーンは続落した。大豆は引き続き米中貿易摩擦に対する懸念が弱材料となった。ドル高にも圧迫された。コーンはコーンベルトでの順調な生育が見込まれることや米中貿易摩擦激化への懸念が売り材料となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)21.8万件(予想22.3万件 前回22.2万件)
21:30米5月小売売上高(前月比)+0.8%(予想+0.4% 前回+0.4%)
21:30欧ドラギECB総裁定例記者会見

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