朝刊:2018/06/20

米中間の輸入関税を巡る報復合戦が一段と激化すことを警戒した売りが継続しNYダウは6日続落

NY為替
欧州時間ではトランプ大統領が中国の報復措置に対し新たに2000億ドル相当の追加の報復関税を検討するなど米中間の輸入関税を巡る報復合戦が一段とエスカレーレートする中リスク回避の円買いの流れが継続しドル円は109円台後半で推移したもののNY時間ではNYダウが一時400ドル強値下がりした後下げ幅を縮小したことでドルが買い戻されドル円は110円台を回復した。19日のNY為替市場ではドル円相場は前日比50銭ほど円高ドル安の1ドル=110円ちょうど近辺で取引を終えた。又、19日にドラギECB総裁がポルトガルで開かれたフォーラムで利上げを急がないと発言したことからユーロが売られ3日ぶりのドル高ユーロ安となった。
NYダウ
18日夜にトランプ大統領が中国の報復措置に対し2000億ドル相当の中国製品に新たな報復関税を賦課することを検討するようUSTRに指示したことから米中間の報復合戦が一段と激化することへの警戒で19日のNY株式市場では投資家のリスク回避姿勢が強まりボーイングやキャタピラなど中国関連の銘柄が引き続き売られNYダウは一時400㌦超の下げ幅となった。その後は投資判断が引き上げられたベライゾンコミュニケーションズが買われたことや景気動向に左右され難い医薬品や日用品関連のJ&J、ウォルマートなどに買いが入り相場の下支えとなりNYダウは下げ幅を縮小した。NYダウは前日比287ドル26セント安の24700ドル21セントと6日続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は反落し、7725.59(-21.44)。
NY貴金属
金8月限は1278.6ドル(前日比-1.5)。白金7月限は864.9ドル(前日比-19.0)。金は反落した。米中貿易戦争が一段と激化するとの懸念でリスク回避姿勢が強まり商品市場からの資金流出が続くとの見方から金への売りを誘った。プラチナは大幅に続落した。金の軟調が重石となったことやユーロ安や南アランド安に圧迫された。
NY原油
原油7月限は65.07(前日比-0.78)。NY原油は反落した。16日に中国が米国からの原油などの輸入製品に報復関税を賦課すると表明しそれに対し18日にトランプ大統領が新たに2000億ドル相当の中国からの輸入製品に対し追加関税を検討すると表明したことから米中間での報復合戦による輸入関税発動の可能性が高まったことから中国向け輸出の減少で米国産原油の在庫増で原油需給の悪化を招くとの見方から売りが優勢となった。原油安に連動しヒーティングオイルとガソリンは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は353.75セント(前日比-2.25)。大豆7月限は889.00(前日比-19.50)。大豆は大幅に反落し、コーンは続落した。大豆とコーンは米中貿易戦争激化への懸念とコーンベルトでの順調かつ良好な生育見込みが引き続き売り材料となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米5月建設許可件数(年率換算)130.1万件(予想135.0万件 前回136.4万件)
21:30米5月住宅着工件数(年率換算)135.0万件(予想131.3万件 前回128.6万件)

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