朝刊:2018/06/22

世界的な貿易戦争の広がりへの懸念からNYダウは8日続落した

NY為替
この日発表された米6月フィラデルフィア連銀景気指数が予想を4年ぶりの低水準となったことや米中貿易摩擦への懸念の広がりを背景とした欧米株安などを受けドルが売られドル円は110円台を割り込み一時109円80銭台まで軟化した。その後米国家経済会議(NEC)の高官が7/6までに米中通商会議の開催を検討しているとブルームバーグが報じたことからドルが下げ渋りドル円は110円近辺まで値を戻した。ユーロドルはイタリアの政局不安が再燃し一時1.115ドル付近へ下落したがドル安を受け買戻しが強まり1.116ドル台まで回復した。21日のNY為替市場ではドル円相場は前日比40銭ほど円高ドル安の1ドル=109円90銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
21日のNY株式市場では米国を中心とした貿易戦争が世界的に広がることへの警戒で投資家のリスク回避姿勢が強まりボーイングやキャタピラー、スリーMなど中国関連銘柄が引き続き売られたほか米中貿易戦争を理由に独ダイムラーが2018年の利益見通しを下方修正したことを嫌気しGMやフォードなど自動車株が下落し相場を押し下げた。又、22日のOPEC総会を控え石油株も軟調だった。NYダウは一時250㌦超値下がりする場面もあった。NYダウの終値は前日比196ドル10セント安の24461ドル70セントと8日続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反落し、7712.95(-68.56)。
NY貴金属
金8月限は1270.5ドル(前日比-4.0)。白金7月限は863.2ドル(前日比-10.9)。金は3日続落した。昨日パウエル米FRB議長が利上げを継続するとの発言が引き続き弱材料となった。一方でドル安が下支えし安値からは値を戻す展開となった。プラチナは反落した。弱気な米経済指標や米中貿易摩擦に対する懸念が圧迫材料となった。
NY原油
原油8月限は65.54(前日比-0.17)。NY原油は小反落した。前日のEIAが発表した週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことを好感した買いが継続したものの明日のOPEC総会の結果を見極めたいとの思惑もあり持ち高調整売りで上値が重く方向感が乏しくなり小幅な値動きとなった。ヒーティングオイルとガソリンは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は357.00セント(前日比+2.75)。大豆7月限は880.50(前日比-9.00)。大豆は反落した。大豆は米中貿易戦争激化を警戒した売りやUSDAが発表した週間輸出成約高が前週比大幅に減少したことを嫌気した売りに下押された。コーンはコーンベルトでの雨が続く中、洪水や冠水のリスクを警戒した買いが入ったことに加え小麦に連れ高した。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)21.8万件(予想22.0万件 前回22.1万人)
21:30米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数19.9(予想29.0 前回34.4)
23:00米5月景気先行指標総合指数(前月比)+0.2%(予想+0.4% 前回+0.4%)

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