朝刊:2018/06/27

米国を巡る貿易問題への警戒感が一服しハイテク中心に買い戻されNYダウ、ナスダック指数共に小反発

NY為替
前日のナバロ国家通商会議(NTC)委員長やハセット大統領諮問委員会(CEA)委員長の発言などを受け貿易問題への警戒感が一服したことや米株式相場の反発などからドルを買い戻す動きが強まりドル円は110円台を回復した。この日はドルが主要通貨に対して強含んだことでユーロ/ドルは4日ぶりに反落し1ユーロ=1.1645ドル。26日のNY為替市場ではドル円相場は前週末比30銭ほどの円安ドル高の1ドル=110円10銭前後で取引を終えた。
NYダウ
26日のNY株式市場では米国を巡る貿易問題への警戒感が一服したことで前日下げが目立ったハイテク株中心に幅広い銘柄に買戻しや押し目買いが優勢となった。原油相場の上昇で石油株が買われたことも相場の押し上げ要因となった。一方で米国を中心とした貿易摩擦への懸念が根強くNYダウは取引終盤にかけて伸び悩み戻りは限定的だった。NYダウは前日比30ドル31セント高の24283ドル11セントと小反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は4日ぶりに反発し、7561.63(+29.62)。
NY貴金属
金8月限は1259.9ドル(前日比-9.0)。白金7月限は871.3ドル(前日比+2.5)。金は続落した。ドル高ユーロ安に圧迫されたことや26日が金の7月限オプション取引、27日が6月限金先物の最終取引日だったこともあり限月交代を控え相場の下落を見込んだポジションを乗り換える動きが優勢だった。プラチナは反発した。ユーロ安が圧迫材料となったものの米中貿易摩擦への警戒が一服し株高となったことやパラジウムの反発に押し上げられた。
NY原油
原油8月限は70.53(前日比+2.45)。NY原油は大幅に反発した。米国が同盟国に対しイラン産原油の輸入を11月まで停止するよう求めたことを米国務省が26日に明らかにしたことを手掛かりにイランからの輸入停止で原油需給が引き締まることを見込んだ買いが膨らんだ。又、内戦によりリビアの原油輸出が滞る可能性やカナダの主要オイルサンド施設の操業停止が続くとの観測もあり供給不安を背景に原油の買いを促した。ヒーティングオイルとガソリンも反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は352.50セント(前日比+2.00)。大豆7月限は867.25(前日比-7.25)。大豆は続落し、コーンは反発した。大豆は前日の取引終了後にUSDAが発表した週間の作柄報告で89年以来の好調な作柄となったことやコーンベルトでの順調の生育を見込んだ売りが優勢だった。コーンは目立った手掛かり材料が見当たらない中、29日の作付面積報告の発表前に持ち高を買い戻す動きとなり修正高となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:00米4月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)+6.6%(予想+6.8% 前回+6.7%)
23:00米6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)126.4(予想128.0 前回128.8)
23:00米6月リッチモンド連銀製造業指数20(予想15 前回16)

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