朝刊:2018/06/28

クドローNEC委員長発言で米中貿易摩擦の先行き不透明感が広がりNYダウ、ナスダック指数共に大幅反落

NY為替
朝方はトランプ大統領が「中国の対米投資制限について最も厳しい措置は取らないと決定したと」ツィートに投稿したことから米中貿易摩擦への懸念が後退し米株式相場が上昇したことを受けドルが買い戻されドル円は一時110円台半ばまで上昇した。しかしながらその後クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「トランプ大統領は中国に対し姿勢を緩めていない」と発言したことで米株式相場が失速しマイナスに転じたことでドル買いが一服しドル円は取引終盤にかけ110円台前半へやや軟化した。27日のNY為替市場ではドル円相場は前日東京終値より30銭ほどの円安ドル高の1ドル=110円20銭台半ばで取引を終えた。
NYダウ
トランプ大統領が「中国の対米投資制限に対し最も厳しい措置は取らないと決定した。」とツィートしたことで米中貿易摩擦への懸念が後退したことから朝方は買い優勢で始まりNYダウは一時280㌦超上昇した。しかしながらクドローNEC委員長がFOXテレビのインタビューで「トランプ大統領は中国に対し姿勢を緩めていない。」と発言したことから米中貿易摩擦の先行きに不透明感が広がったことでIT/ハイテク株中心に戻り売り圧力が強まりNYダウはマイナスに転じた。又、米長期金利の低下で利ざや縮小観測から金融株が売られ相場の重石となった。一方で原油高を受けシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株は堅調だった。27日のNY株式市場ではNYダウは前日比165ドル52セント安の24117ドル59セントと反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も大幅に反落し、7445.09(-116.54)。
NY貴金属
金8月限は1256.1ドル(前日比-3.8)。白金7月限は858.3ドル(前日比-13.0)。金は3日続落した。トランプ大統領の発言をきっかけにドル高が進んだことが圧迫要因となった。一時1253.3ドルと中心限月としては2017年12月以来の安値を付けた。プラチナは反落した。ドル高ユーロ安や金の軟調に圧迫された。
NY原油
原油8月限は72.76(前日比+2.23)。NY原油は大幅に続伸した。この日EIAから発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想を大幅に上回る減少幅となったことを手掛かりに買いが加速し年初来高値を更新した。ヒーティングオイルとガソリンも原油高に連動し大幅続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は352.50セント(前日比変わらず)。大豆7月限は867.50(前日比+0.25)。大豆とコーンはほぼ横ばい。大豆とコーンは引き続き米中貿易摩擦への懸念が重石となる中、29日の四半期在庫や作付面積報告を前に持ち高整理中心の商いとなった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米5月耐久財受注(前月比)-0.6%(予想-1.0% 前回-1.0%)
23:00米5月住宅販売保留指数(前月比)-0.5%(予想+0.5% 前回-1.3%)

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