朝刊:2018/07/02

好決算を発表したナイキが急伸し相場を押し上げNYダウは続伸

NY為替
29日のNY為替市場ではEU首脳会議が難民問題の対応策で合意したことで欧州政治リスクが後退したことから外国為替市場でユーロがドルや円に対し買い戻された流れが継続した。一方で欧米株式の堅調や米10年債利回りの上昇でリスク選好の円売りドル買いが強まりドル円は一時110円94銭まで上昇した。その後取引終盤にかけNYダウの上げ幅縮小からドル円は伸び悩んだ。ドル円相場は前日比20銭ほど円安ドル高の1ドル=110円60銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
この日は欧州株高を受け買い先行で始まった。前日の引け後に発表した3-5月期決算が2桁の増収増益となったナイキが急騰し相場のけん引役となった。又、原油相場の上昇を背景にエネルギーが買われたほかFRBのストレステスト終了後に増配や自社株買いを発表したJPモルガン・チェースやAMEXなどが値上がりし相場を押し上げた。NYダウは一時293㌦高となる場面があった。ただ、米国を巡る貿易摩擦に対する懸念が依然として燻っていることや来週7/4の米独立記念日の休日を控え引けにかけて利益確定売りが優勢となりNYダウは伸び悩んだ。29日のNY株式市場ではNYダウは前日比55ドル36セント高の24271ドル41セントと続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も続伸し、7510.30(+6.62)。
NY貴金属
金8月限は1254.5ドル(前日比+3.5)。白金10月限は857.7ドル(前日比+2.5)。金は5日ぶりに反発した。EU首脳会議で難民問題が合意に至ったことから欧州政治リスクが後退し外国為替市場でドル安ユーロ高が進みドル建てで取引される金の割安感に着目した買いが優勢となった。又、4日続落で値ごろ感もあり修正高狙いの買いも入りやすかった。プラチナは反発した。ドル安ユーロ高が支援材料となったことや金の堅調や株高が好感された。
NY原油
原油8月限は74.15(前日比+0.70)。NY原油は4日続伸し3年7ヶ月ぶりの高値を更新した。米国のイランへの制裁でイラン産原油輸出が大幅に減るとの見方やカナダやリビアの生産停止などで世界的な原油需給の引締まりを見越した買いが継続した。又、この日ベーカーヒューズ社が公表したリグ稼働数が前週比4基減ったことやドル安ユーロ高が支援材料となった。ヒーティングオイルは4日続伸し、ガソリンは大幅反発。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は350.25セント(前日比+5.25)。大豆7月限は858.50(前日比-2.75)。大豆は続落し、コーンは反発した。大豆は弱気な作付面積と四半期在庫が嫌気され売りが優勢となった。一方でコーンは作付面積が大豆を下回ったことが好感されたことや小麦高に後押しされた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米5月消費支出(PCE)(前月比)+0.2%(予想+0.4% 前回+0.5%)
21:30米5月個人所得(前月比)+0.4%(予想+0.4% 前回+02%)
21:30米5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.2%)
22:45米6月シカゴ購買部協会景気指数64.1(予想60.0 前回62.7)
23:00米6月ミシガン大学消費者態度指数、確報値98.2(予想99.0 前回99.3)

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