朝刊:2018/07/03

トランプ発言で米国の保護主義的な貿易政策に対する過度な警戒が和らぎNYダウ、ナスダック指数は3日続伸

NY為替
6日に期限を迎える米中間の報復関税発動を前に世界的な貿易戦争激化への懸念が高まる中、ドル円は底堅いながらもやや上値が重い展開が続いた。その後取引終盤にかけ米10年債利回りの上昇や米株式相場の下げ渋りなどからドル買いが優勢となりドル円は110円90銭前後まで強含んだ。2日のNY為替市場ではドル円相場は前日比10銭ほど円安ドル高の1ドル=110円80銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
米国の保護貿易政策で世界的な貿易戦争へ発展することへの警戒でアジアや欧州株式が大幅安した流れを受けキャタピラーやボーイングなど海外売上高比率の高い銘柄中心に売りが広がりNYダウは一時150㌦超値下がりした。しかしながら午後に入りトランプ大統領が現時点でWTOからの脱退は考えてないと発言したことが伝わりトランプ政権の保護主義的な貿易政策への過度な警戒が和らぎ買いが優勢となりNYダウは下げ幅を縮小し反発に転じた。また、米6月ISM製造業景況感指数が市場予想を上回る強気な内容となったことも相場を下支えした。2日のNY株式市場ではNYダウは前日比35ドル77セント高の24307ドル18セントと3日続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も3日続伸し、7567.69(+57.38)。
NY貴金属
金8月限は1241.7ドル(前日比-12.8)。白金10月限は813.4ドル(前日比-44.3)。金は反落した。ドイツの政局不安でユーロが売られドル高ユーロ安となったことが嫌気された。プラチナは急落した。ドル高ユーロ安に圧迫されたことに加えファンド筋からの手仕舞い売りが加速し急落した。
NY原油
原油8月限は73.94(前日比-0.21)。NY原油は5日ぶりに反落した。30日にトランプ大統領が「サウジアラビアのサルマン国王に最大日量200万バレルの増産を要請し了承を得た。」とツイッターに投稿したことから有力産油国による増産観測が広がったことや米国を巡る貿易戦争激化の影響で原油需要の落ち込みによる需給の緩みが警戒され売りが優勢となった。又、4日続伸した後で利益確定売りの出易い環境でもあった。ヒーティングオイルとガソリンは大幅反落。
シカゴコーン・大豆
コーン9月限は347.00セント(前日比-12.50)。大豆11月限は869.50(前日比-10.50)。大豆とコーンは大幅安した。大豆とコーンは6日が期限となる関税措置の発動を米中双方が実施すれば大豆など米国産穀物輸出に悪影響を及ぼすとの懸念でファンド筋などからの売りが膨らんだ。又、29日にUSDAから公表された作付面積が大豆とコーン共に高水準だったことも圧迫要因となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:45米6月製造業購買担当者景気指数55.4(PMI、改定値)(予想- 前回54.6)
23:00米6月ISM製造業景況指数60.2(予想58.0 前回58.7)

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